日本SF大会 星雲賞メディア部門「時をかける少女」受賞(9/2) | アニメ!アニメ!

日本SF大会 星雲賞メディア部門「時をかける少女」受賞(9/2)

 日本SFファングループ連合会議は、9月2日に横浜・みなとみらいで開催されている第65回世界SF大会/第46回日本SF大会会場で、第38回星雲賞の受賞作品を発表した。
 日本長編部門は小松左京さんと谷甲州さんの共著である『日本沈没・第二部』(小学館)が受賞した。日本

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 日本SFファングループ連合会議は、9月2日に横浜・みなとみらいで開催されている第65回世界SF大会/第46回日本SF大会会場で、第38回星雲賞の受賞作品を発表した。
 日本長編部門は小松左京さんと谷甲州さんの共著である『日本沈没・第二部』(小学館)が受賞した。日本短編部門には、野尻抱介さんの『大風呂敷と蜘蛛の糸』が選ばれた。

 また、映像作品などを選考対象とするメディア部門では、筒井康隆さん原作、細田守さん監督の『時をかける少女』が受賞をした。
 本年の星雲賞メディア部門は、参考候補作の5作品のうち『日本以外全部沈没』を除く4作品がアニメで、『時をかける少女』のほか、『ゼーガペイン』、『涼宮ハルヒの憂鬱』、『パプリカ』となっていた。アニメ作品が優勢なことから、アニメファンからも注目を集めていた。
 有力作品が多いなか、昨年からアニメ関連で数多くの受賞を続けている『時をかける少女』がここでも強さを発揮した。

 コミック部門では、芦奈野ひとしさんの『ヨコハマ買出し紀行』が、他の参考候補作『DEATH NOTE』、『武装錬金』、『からくりサーカス』、『妖精国の騎士』を抑えて星雲賞に輝いた。
 このほか漫画評論家で長年コミックマーケットの代表を務めてきた故米澤嘉博さんが、特別賞を受賞している。コミックマーケットは今回の世界SF大会/日本SF大会でも、コミケットを通じて日本のコミック文化を広く紹介する企画展示のほか、SFやオタク、コミックなどをテーマに様々な企画を開催している。

 星雲賞は日本SF大会に参加するSFファンの投票によって選ばれるもので、日本のSF作品に対して与えられる主要な賞として知られている。
 1970年より開催されており、今年で38回目を迎える。毎年日本SF大会で受賞作品を発表している。

第65回世界SF大会/第46回日本SF大会 Nippon2007公式サイト 
/http://www.nippon2007.org/
日本SFファングループ連合会議公式サイト
/http://www.sf-fan.gr.jp/

第38回星雲賞受賞作品(2007年)

日本長編部門 「日本沈没・第二部」 小松左京・谷甲州
日本短編部門 「大風呂敷と蜘蛛の糸」 野尻抱介
海外長編部門 「移動都市」 フィリップ・リーブ(安野玲訳)
海外短編部門 「ワイオミング生まれの宇宙飛行士」
 アダム=トロイ・カストロ&ジェリイ・オルション
メディア部門 「時をかける少女」
監督:細田守 制作:マッドハウス 製作:「時をかける少女」製作委員会
コミック部門  「ヨコハマ買出し紀行」 芦奈野ひとし
ノンフクション部門 宇宙へのパスポート3 宇宙開発現場取材 笹本祐一
自由部門 M-Vロケット 宇宙航空研究開発機構
特別賞 米澤嘉博

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