ロカルノ国際映画祭は、今年で60回目を迎える世界で最も歴史のある国際映画祭のひとつである。
その映画祭の今年のオープニング作品に選ばれた『ベクシル -2077日本鎖国-』は、8月1日の夜、野外シアターPiazza Grande(ピアッザ・グランデ)に、8000人の観客を集めて上映された。また映画上映後には、会場からの大きな拍手で包まれた。
ワールドプレミアともなるこの上映会には曽利文彦監督も登場し、「オープニング作品にベクシルを選んで頂きありがとうございます。『ベクシル』は、ロカルノ映画祭の精神同様、伝統を受け継ぎ最先端のテクノロジーを融合させ、新しい映像表現を生み出した映画です。野外でこの様な大きなスクリーン、環境で『ベクシル』を見る事が出来る事をとても嬉しく思っています」とメッセージを語った。
『ベクシル -2077日本鎖国-』は既に世界75カ国での公開が決まっている。日本では8月18日に公開されるが、その後は世界各地で順次公開されていく予定である。
今回、3DCGライブアニメーションと名づけた日本の3Dアニメーション技術と、「日本鎖国」という衝撃的なテーマが日本国内、そして海外でどのように受け止められるか注目である。
ベクシル -2077日本鎖国-
公式サイト /http://www.vexille.jp/
8月18日(土)、全国ロードショー
制作:OXYBOT 配給:松竹 上映時間:109分

©2007「べクシル」製作委員会