香港IMAGI社HPにハリウッド版『アトム』の監督インタビュー掲載(6/28) | アニメ!アニメ!

香港IMAGI社HPにハリウッド版『アトム』の監督インタビュー掲載(6/28)

 CGアニメーション版の『鉄腕アトム』である『Astro Boy』の製作を発表している香港の大手アニメーション・スタジオのイマージ(IMAGI)は、この映画のコリン・ブラディー監督の長文インタビューを自社サイト公開した。
 インタビューは映画製作の現在の進行状況から

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 CGアニメーション版の『鉄腕アトム』である『Astro Boy』の製作を発表している香港の大手アニメーション・スタジオのイマージ(IMAGI)は、この映画のコリン・ブラディー監督の長文インタビューを自社サイト公開した。
 インタビューは映画製作の現在の進行状況から始まり、作品を3DCGにすることや映画の特徴など11の質問からなる。
 また、ウェブサイトには、モノクロの3DCGのアトムのイメージ画像も掲載されている。オリジナルのアトムに較べて、やや細身で端正な顔になっているのが特徴である。しかし、このモデルが今後も利用されるかは不明である。

 インタビューに答えるコリン・ブラッディー監督は、ピクサーやルーカスなどで経験のあるベテランのアニメーターで、『トイ・ストリー2』のキャラクターデザインなどの経験がある。
 ブラッディー監督は、現在の『Astro Boy』の進行状況をシナリオとデザインの段階としており、既に製作の初期段階として動き始めている様子である。また、映画の物語については、原作はアイディアの宝庫だとして、オリジナルの『鉄腕アトム』を尊重する意向を示している。

 イマージは今年春に『忍者タートル』の3DCGアニメーション劇場映画『TMNT』を全米公開し、大きなヒットを飛ばした。この次の劇場作品として日本の往年の人気アニメ『科学忍者隊ガッチャマン』の3DCGアニメーション化を進めている。この映画は、来年の公開を予定している。イマージによれば『Astro Boy』は、その次の作品にあたり2009年の全米公開を目指している。
 イマージが取り上げる作品は、『TMNT』こそ米国のキャクラクターであるが、今年発売するオリジナルアニメ『HIGTLANDER』は川尻善昭監督の作品、『GATCHAMAN』と『Astro Boy』は日本のアニメ・マンガと日本のコンテンツ利用に熱心である。
 日本のコンテンツ=香港で製作=市場は北米といったように、国境を越えた活動が広がるなかで生まれた新しいタイプのエンタテイメント企業の代表ともいえる。今後も日本を絡めた様々な企画が期待できそうだ。

イマージ(IMAGI) /http://www.imagi.com.hk/
コリン・ブラディー監督のインタビューページ
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Q&A with Director Colin Brady on “Astro Boy”

《animeanime》
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