4月4日に台湾アニメーション上映会と台湾を含む韓国、中国の東アジアのアニメーションビジネスの事情を紹介するイベントが開催される。 このイベント「アジアのアニメビジネス・レポート アジア市場に挑む台湾アニメとその舞台裏 ~2006年度版」は、東アジアのアニメーションの調査・紹介に広く取り組んでいるアジアITビジネス研究会とデジタルハリウッドのコラボレーションによって実現した。 イベントはまず「アジアのアニメビジネス事情の紹介」と題して、中国・韓国・台湾のアニメーションビジネスの状況について紹介を行なう。タイトルは東アジアとなっているが、注目はアニメーション産業の話題でこれまで言及されることの少ない台湾について大きくふれることである。 東アジアのアニメーションビジネスでは、日本との比較で国家主導型の韓国や中国が注目を浴びることが多い。一方で、台湾のアニメーションは日本型の民間主導型である点や、2Dアニメーションよりも3Dアニメーションを得意とする点、オリジナル作品が比較的少ないことなどから見落とされがちであった。 しかし、その高い技術力は、日韓に劣らない水準にあり、今後はより注目されて行く可能性が高い。 イベントの第2部では、その台湾アニメーションの話題作、注目作が勢ぞろいする上映会が行なわれる。まず、台湾でも指折りの大作映画として話題を呼んだワンフィルム社によるフルCG劇場アニメーション『ファイヤーボール』、日本でもTV放映をされ話題となったスプリングハウス社の『アークエ(阿貴)』、日本型のゲーム玩具と連動するTVシリーズでホンイン社の『チェスマスター』などである。 また、台湾最高峰のアニメーション学科とされるデジタルコンテンツ学院の卒業生の作品も紹介される。今後の台湾アニメーションの動向を占ううえでも要注目であろう。 イベントは4月4日の19時から神田駿河台のデジハリ東京本校 セミナールームで開催される。参加は無料だが事前の予約が必要となる。イベントの詳細は下記リンクを参照ください。/http://animeanime.jp/release/archives/2007/03/post_30.html
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