
「やわらか戦車連合軍」は、アニメ作家ラレコさんの「やわらか戦車」の関連商品を共同で売り出すプロジェクト。各社が協力してビジネス展開を行なうだけでなく、商品化まで至るプロセスを紹介し、さらにファンの意見を商品化に反映させるというものである。
ネットを利用したインタラクティブな試みや、これまでの企業系列を超えた活動としても注目されている。
シンポジウムには、個人作家のエージェント会社ファンワークスの高山社長ほか、角川書店(絵本)、すばる堂(食玩)、バンプレスト(アミューズメント景品)、フェイス(着メロ、ラブイブドア(ネット)の担当者が参加した。
これらの企業がなぜ「やわらか戦車」を取り上げたのかや、これまでのビジネスの経過について報告した。
一番、リアルだったのはウェブサイトのアクセス数を示し、その人気の急成長ぶりを紹介したライブドアであった。
また、懐疑的な社内のなかで開発したすばる堂の食玩は、キディランドで1000個の商品を20分で完売したという。ブームが広がって行く様子が、感じられるエピソードである。

さらに今後は講談社から「やわらか戦車連合」の活動をについて紹介する本も出版される。ここでも角川書店と講談社というライバル同士が参加することになる。
しかし、連合軍によれば、宣伝は個々にやるよりも協力したほうが効果があるという。ビジネス上のメリットも大きいようだ。さらに築かれた信頼関係があり、今のところ問題はないとしていた。今後も、「やわらか戦車連合軍」の進撃(退却?)は、まだまだ続きそうである。
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