インデックスグループは7月31日から、インターネットを利用したPC向けの映像番組配信サイト「ミランカ」を開始する。 「ミランカ」の特徴は、テレビ番組形式のチャンネル配信とビデオオン・ディマンド型の配信、それに作品のダウンロード販売の3つを組み合わせていることである。 また、チャンネル配信でも、無料配信の1チャンネルと「アニメチャンネル」、「映画チャンネル」、「ミュージックチャンネル」の3つの有料チャンネルが組み合わせられている。例えば、アニメチャンネルであれば、月額525円(税込)で24時間番組が観放題になる。 インターネットの番組配信のビジネスモデルがはっきりと確立しないなかで、様々な選択肢を用意するのは賢明な方法といえる。 多様な利用者のニーズに対応するだけでなく、今後のビジネスの方向性を探るテストマーケットにも成り得るからだ。 7月31日に開始したアニメチャンネルでは、『科学忍者隊ガッチャマン』や『未来警察裏シマン』などタツノコプロダクションの作品や『巌窟王』、『カレイドスター』、『バジリスク』といったGDH関連の作品が数多く配信されている。 タツノコ作品の提供は、先頃のインデックスにより竜の子プロダクションへの出資の成果だともいえるだろう。 今回のインターネットを利用したPC向け番組配信は、先行するUSENのGyaOやヤフー動画に次ぐものである。大手ポータルサイトやネット企業にとっての動画配信事業の重要さをあらためて認識させる出来事である。 また、今回はインデックスがアニメチャンネルを数少ない有料の独立カテゴリーのひとつとして設けているように、ネット上におけるアニメコンテンツの存在感は大きい。アニメがほかのコンテンツに較べても、大きな顧客吸引力を発揮する表れだともいえるだろう。 しかし、既にインターネット上にはバンダイチャンネルや東映アニメBB、テレビ東京の「あにてれ」といったコンテンツホルダーによる有料の動画配信サイトが数多く存在している。大手ポータルサイトによる動画配信サイトも同様である。 こうしたなかで以前にも増して、人気アニメ作品のインターネット配信に対する需要は大きくなるだろう。そして、USENグループが既にアニメ製作事業に乗り出しているように、アニメ作品確保のために自らコンテンツを製作しようとする動きが、今後ネットを中心に大きくなる可能性が高い。 アニメ番組の製作は既に飽和状態とされているが、こうしたインターネット関連企業によるアニメ製作需要は今後、無視できなくなるかもしれない。/ミランカ /インデックスホールディングス /タツノコプロダクション /GDH
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