発売予定日の変更でアメリカのFFファンをやきもきさせていた『ファイナルファンタジー アドベントチルドレン』が4月25日に無事発売された。 5月3日に公表されたアメリカのビデオスキャンの総合DVD週間売上げチャートランキング(4月30日)で、この『FFアドベントチルドレン』が2位につけ、予想外の結果として現地を驚かせている。1位には日本でも3月に劇場公開されたシャーリーズ・セロン主演のアメリカンコミックス実写化映画『Aeon Flux』、3位には『ナルニア国物語』がつけている。 劇場公開もテレビ放映もされていない作品がDVDの総合チャートの上位を占める例は少ない。そうした点から『アドベントチルドレン』の総合DVDチャート2位というのは快挙といっても良いだろう。 1990年代以降、日本アニメがアメリカで人気を獲得するようになったとされているが、劇場用の長編アニメーションは日本作品がなかなか攻略出来ない市場とされてきた。また、日本アニメ作品全体でも1996年に押井守監督の『攻殻機動隊』がビルボードのDVDランキングで1位になった以外では、DVDチャートで目立った作品はこれまでにない。 近年、最も好調であった宮崎駿監督の『ハウルの動く城』は、ビデオビジネスのDVD総合チャートで最高9位であった。 しかし、実は『アドベントチルドレン』の高い人気は突出したものでなく、日本のゲームコンテンツの根強い人気の現れの一端もいえる。それは、『バイオハザード』や『サイレントヒル』といった実写映画化された日本ゲームコンテンツの作品の高い人気からも判るだろう。 ものごとは正面切って狙いに行くとなかなかうまく行かず、思わぬところから成功することがある。今回の『アドベントチルドレン』の快挙も、日本アニメの思わぬ成功と言えるだろう。/ファイナルファンタジー アドベントチルドレン公式サイト/ニールセンビデオスキャン
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