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バンダイビジュアルでは、同DVDの初回出荷数が既に20万枚を越えており、売上枚数だけでなく売上高でも1位になったと発表している。3位には同28日発売の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY9』が入っており、ガンダムシリーズの根強い人気をみせつけたかたちになっている。
『星を継ぐ者』はDVDの発売に先立ち、発売開始一ヶ月前から続編『機動戦士ZガンダムⅡ 恋人たち』の宣伝を兼ねインタネットを利用したブロードバンド配信を行う異例の発売体制だった。しかし、ブロードバンドの番組配信はDVDの売上高に影響を与えることなく、堂々のランキング1位となった。
29日からは続編『恋人たち』が公開されているが、劇場では『星を継ぐ者』のDVDを利用した料金割引キャンペーンが行われている。『星を継ぐ者』のDVDを持参すると料金が割引となるものだが、こうしたDVDを利用したキャンペーンもこれまでにない珍しいものである。
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10月29日の『恋人たち』の公開日には、シリーズ第3作目のサブタイトル『機動戦士ZガンダムⅢ 星の鼓動は愛』とキービジュアル、劇場公開日が公表された。また、同日にその前売り券の販売が開始されるなど、シリーズ3作品を連携させて売り込むという絶妙なマーケティングぶりであった。前日買った『星を継ぐ者』のDVDを持って、『恋人たち』を観た帰りに『星の鼓動は愛』の前売りを買って帰るファンも多そうだ。 (c)創通エージェンシー・サンライズ
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