カナダのエドモントンで日本からアダルトマンガ雑誌を輸入した26歳の若者が児童ポルノ罪で有罪判決を受けた。エドモントン市の複数のメディアは、今回の判決がアニメ・マンガを対象とした児童ポルノの罪に捕らわれたカナダでの初めてのケースだと伝えている。 事件は今回有罪判決を受けたエドモントン市在住のゴードン・チン氏が日本から輸入した15冊のポルノマンガが、税関で検閲された時に始まった。通報を受けた警官がチン氏の自宅を捜査したところ、さらに63冊にポルノマンガが見つかり、またインターネットからダウンロードされた大量の児童ポルノが発見された。その中には、子供とのセックスや武器を使って赤ん坊をレイプしたものも含まれていたという。 これらの作品は日本やアメリカでは合法的に売られているが、カナダの法律では禁止されている。アメリカの法律では児童ポルノ違反は実際の子供が関わったものとされているが、カナダでは児童ポルノの表現自体が罪に問われるためである。チン氏の弁護士は、被告がこれらの作品が違法なものであると知らなかったと弁護をしたが判決は有罪とされた。 判決は実際の子供が関わっていないことから18ヶ月の執行猶予とされたが、チン氏は100時間のボランティア活動に加えて、コンピューターとインターネットへのアクセスが禁止されることになった。さらに、彼の名前は今後5年間、性犯罪者の登録名簿に記載されることになるという。 それでも地元メディアは、11月から施行される法律によれば児童ポルノの製作、分配、輸入者は禁固90日間とされていることから彼は幸運なほうだったとしている。エドモントン・サン /Conviction for child toon pornエドモントン・ジャーナル /First case of child-porn cartoons