2007年世界SF大会 横浜開催決定
2004年9月2日から6日の間米国マサチューセッツ州ボストンで開催された第62回世界SF大会ノリスコン4において2007年第65回世界SF大会(以下ワールドコン)の開催にNippon 2007が選出された。
Nippon 2007は2007年8月に横浜みなとみらい地区のパシフィコ横浜におい
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Nippon 2007は2007年8月に横浜みなとみらい地区のパシフィコ横浜において同大会を開催をする予定である。これにより2007年に同地区で開催予定をされていた第47回日本SF大会はワールドコンとの共催になる。
ワールドコンの選出はファンによる投票にて行われる。今回は、選出されたNippon 2007は、米国オハイオ州コロンバスでの開催を目指すColumbus in 2007との一騎打ちになった。Nippon 2007は総得票数1686票のうち935票を獲得し、Columbus in 2007の692票を大きく上回った。
ワールドコンは、1939年から続く世界で最も大きなSF関連のコンベンションである。近年の参加人数は3000人から6000人程度になっており、今年開催のノリスコン4の参加者は5000人を上回った。
大会の中でファン投票によって選ばれるヒューゴ賞は米国で最も権威のあるSF関係の賞のひとつとして定着している。本年度のヒューゴ賞にはルイス・マックマスター・ビジョルドの『Paladin of Souls』が選出された。また、過去の作品からベスト作品を選ぶリストロペクティブ・ヒューゴ賞にはレイ・ブラッドベリーの『華氏451度』が選ばれた。
近年、ワールドコンでは、日本アニメの存在感の高まりやクロスカルチャーの流れもありアニメ作品やゲーム関連のプログラムも開催されるようになっている。また、マスカレードと呼ばれる日本のコスプレと同様のイベントも用意されている。
日本SFは、他国と較べてアニメやコミックとの親和性が高く、過去にも日本SF大賞や星雲賞といった賞を数多くのアニメ、コミックが受賞してきた。今回、ワールドコンの日本誘致を行った特定非営利活動法人SF国際交流会は、今年1月16日から18日に池袋で開催された米国最大規模のアニメコンベンションであるアニメエクスポの日本版アニメエクスポ東京の運営も行っており、日本アニメに対する関心も大きい。Nippon 2007には、日本ならではのアニメ、コミック、特撮や科学技術まで含めた幅広い大会を期待したい。
/ワールドコン日本誘致委員会(特定非営利活動法人SF国際交流会)
/アニメエクスポ東京
/世界SF協会/世界SF大会
/ノリスコン4
来年/の世界SF大会 インタラクション(グラスゴー・英国)