テレビアニメ『【推しの子】』第2期の第13話（通算第24話）「願い」が、2024年10月6日に放送。第2期最終回となり、毎週水曜23時からの通常放送時間帯から大きく変わり、日曜19時という超ゴールデンタイム帯でのオンエアとなった。そうして迎えた最終回は、SNSでは「こっちまで泣きたくなる」「ルビー、両方黒になったのか…」と大きく話題になった。
※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。
『【推しの子】』は累計発行部数が1800万部を突破した、赤坂アカと横槍メンゴの豪華タッグが全く新しい切り口で“芸能界”を描くマンガを原作とするテレビアニメ。地方都市で働く産婦人科医・ゴローがある日、ある禁断の秘密を抱えた“推し”のアイドル「B小町」のアイと“最悪”の出会いを果たすところから運命が動き出していく。
テレビアニメ第1期は2023年4月から6月にかけて放送され、ブームを巻き起こした。作中作「東京ブレイド」の2.5次元舞台へ出演することが決定したアクア・有馬かな・黒川あかねのその後を中心とする物語が描かれる第2期が、7月3日よりスタートした。
先週放送された第23話では、アクアとルビーがそれぞれ前世からゆかりのある宮崎に降り立つ。そこでルビーが殺された雨宮吾郎の遺体を見つけてしまう、ホラー＆衝撃的な幕引きとなっていた。
今回の第24話は、大胆な時間変更となったことで放送前から大きく話題に。「日曜の国民的アニメの後に放送するのやばい」「ゴールデンタイム中のゴールデンタイムすぎでは！？」「ついにゴールデンタイムアニメになってしまった…」と、いつにも増して大注目となっていた。
ドキドキの最終回は、大好きな人である吾郎の死体を発見してしまったルビーからスタート。いきなり取り調べシーンが放映され、「日曜枠アニメと思えない温度差で笑っちゃうなもう…」と早くも放送時間の影響についてのコメントが。
当然、自分の前世である死体発見の話はアクアの耳にも届く。うなだれるアクアに寄り添うあかねに、巻き込んでしまったことを謝罪する。
あかねは続けて、「どうしてアクア君が謝るの」「アクア君は私がいない方が良いんだよね」と、アクアが抱える闇をなんとなく察する名探偵ぶりを発揮。自ら別れを切り出そうとする。
涙を流しながらアクアのことを想って身を引こうとするあかねに対し、アクアの心は大きく動かされる。彼女の涙を拭いながら「復讐はもう終わった」と発し、「今度は俺があかねを守りたい」とあかねにキスをする。
間違いなく今後も名シーンになるであろうキスシーンに、「あかねが泣くとこっちまで泣きたくなるから泣かないで…」「アクア、お前イケメンすぎるんだよ」と両者どちらにもコメントが寄せられた。
陰鬱な雰囲気が続くなか、予定通りMV撮影に向かうB小町。移動中、車内で「真冬に寒い格好で九十九里浜でMV撮ったり……」と、愚痴る有馬かなの姿に「寒そうｗ」「水着だあああ」など視聴者は癒やされていた。
そうして始まるMV撮影。ルビーはその直前、ツクヨミというこれまでもチラチラと登場していたどこかホラー感溢れる少女と接触していた。
彼女からアイと吾郎を殺した犯人は2人組で、アイを刺した男以外にも犯人が居ることを聞かされる。
真犯人に対し、「許せない。どんな手を使ってでも……絶対に殺してやる」と決意を新たに。復讐が一段落したアクアに代わり、ルビーの瞳にも黒い星が両目に宿る。
作画の迫力も相まって、「片目どころか両目……！？アクアより強い復讐心ってこと？」「ルビー、両方黒になったのか…」と視聴者はザワついた。
無事にMV撮影を終えた後、温泉に入りながらあかねはアクアとの出来事を「正式に付き合うってこと……？」と、ビジネスカップルから一歩進んだことを振り返る。そこへやってきた全裸で堂々と立つかなの体は、多量の湯気で包まれており視聴者に見ることはできなかった。
いよいよエンディングになり、ついに第2期が終わるかと思われたが、数話前に登場していた謎の金髪の男・カミキヒカルが今度こそ名指し（エンディングクレジットにて）で登場。
担当声優は大方の視聴者の予想通り宮野真守で、崖から落ちた女性に対し「生きてますか？言ったでしょ、足元に気を付けてって」と発言。瀕死の女性から「ひ、人殺し……」と言われ、その背後にはツクヨミも率いていたカラスが喚いていた……。
第2期も最終回まで続きが気になる幕引きで、SNSでは「いよいよ本格的に復讐について、がテーマになっていきそう」「カミキヒカルうううその声はｗｗ」「原作読んでるから言うけどマジで良いよこの後」と多様な声が集まっている。
第24話「願い」は、ABEMAにて配信中。その他配信プラットフォームも順次配信予定。
放送終了後には、早くも第3期が制作決定。2年生に進級したルビー、アクアをはじめとする姿が描かれたキービジュアルも公開された。
（C）赤坂アカ×横槍メンゴ／集英社・【推しの子】製作委員会
