TVアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』の第10話「日本ではそれをOMIAIという」が3月14日に放送されました。イサミとブレイバーンを救うため、ルルはスペルビアに乗ろうとするのですが拒絶されてしまい……。
アニメーション制作スタジオ「CygamesPictures」による初の完全オリジナル作品『勇気爆発バーンブレイバーン』は、アニメーターとして長年ロボットアニメに携わってきた大張正己監督による新世代のアニメとして私たち視聴者の前に放たれました。
物語は人型装甲兵器「ティタノスタライド=通称TS(ティーエス)」が発達した時代を舞台に、ハワイ・オワフ島で陸上自衛隊所属のイサミ・アオとアメリカ海兵隊所属のルイス・スミスが出逢うことから始まります。
彼らは突如現れた所属不明機に強襲を受け、危機に瀕するのですが……。
第9話振り返りはコチラ
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「日本ではそれをOMIAIという」という気になるサブタイトルに、大張監督は放送前にX(旧Twitter)で「監督として、今は何も言う事が出来ません」とポツリ。今回も予想ができないストーリーが待っていそうでした。
ルイス・スミス役の阿座上洋平さんも「多分、間違ってる」と。前回はスミスの衝撃のエピソードが描かれましたが、第10話では一体何が!
「おじさまと私、もともと一つだった」というルルの言葉で幕を開けた第10話。そして、“おじさま”ことスペルビアと対峙して「ルルさっき、未来から来た」と衝撃の一言を……。
そうです、今回の主役はルルです。ガガピー!
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衝撃はそれだけではありません。冒頭、未来の荒廃した街を歩くルルの目の先には、デスドライヴズと相打ちになって変わり果てたブレイバーンの姿が。撮影監督の林賢太さんがそのシーンの処理を紹介しています。
「ブレイバーン最期のカットですが、ヒーローらしく仕上げようと処理しました。 大事なシーンでしたので、印象的になっていれば嬉しいです」と林さん。
ちなみに第10話の後提供イラストはTVアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のキャラクター原案を務めたモグモさん!
同作でグエル・ジェタークを演じた阿座上さんは「モグモ先生!? モグモ先生じゃないか!!」、視聴者からは「水星のガガピー」など喜びの声が寄せられていました。
ルルに「乗る」と迫られて悩んだスペルビアは、それをブレイバーンに相談します。
「相手の心を思い、信じ、待ち、そして受け入れるということ」などブレイバーンの口から出る言葉に揺らぐスペルビアの気持ち。往年の青春ドラマのようなワンシーンでした。スペルビアは、ルルと一つになる決意を……。
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一方でルルは、一人で戦いに行こうとするイサミを説得しようとするものの聞く耳持たれません。「行かないで!」とイサミの腕をつかんだかと思うと技をかけて、ええ? イサミが気絶? スミスの部屋に閉じ込められる?
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ルルの勇気の物語。Bパートでスペルビアと熱い魂をぶつけ合って2人の心が通じ合い、おじさまの“初めて”を奪い、そして2人だけの世界は合体変身シーンへ……。
ルルを演じる会沢紗弥さんは第10話感想コメントで、「何度も、何度も、過去から、未来から、大切な人を失って。繰り返して。それでも諦めなかった。ルルは立派なヒーローです」と書いています。スペルビアとのOMIAIを成立させ、ルルもヒーローになりました!
阿座上さんも喜びを隠せないようです。
「誰だってヒーローになれるんだ。 勇気さえ、勇気さえあれば...! スミス役としては、ルルの頑張りが見られて嬉しかったぞ」