サイバーパンクSFの金字塔『攻殻機動隊』シリーズの最新作『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』が、2023年11月23日に劇場公開決定。あわせてメインビジュアル、特報、総監督の神山健治と荒牧伸志からのコメントも到着した。
『攻殻機動隊』は、士郎正宗が1989年に「ヤングマガジン増刊 海賊版」（講談社）にて発表したSFコミックを原作とし、押井守監督による映画『GHOSTIN THE SHELL/攻殻機動隊』をはじめ、アニメ化、ハリウッド実写映画化など様々なメディア展開を行ってきたシリーズだ。
最新作『攻殻機動隊 SAC_2045』は、『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズを手掛けた神山健治と『APPLESEED』シリーズの荒牧伸がダブル監督を務め、『攻殻機動隊』のアニメーションを制作してきたProduction I.GとSOLA DIGITAL ARTSによる共同制作という体制になっている。
2020年4月よりシーズン1、2022年5月よりシーズン2がNetflixにて世界独占配信されたが、今回シリーズ完結作としてシーズン2を新たなシーンと視点にて再構成した劇場版『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』が、2023年11月23日より3週間限定で公開決定。
シーズン1を再構成した劇場版『持続可能戦争』に続き、総監督は神山健治×荒牧伸志、監督は日本アカデミー賞6部門受賞の『新聞記者』や『余命10年』など実写映画で活躍する藤井道人が再び担当する。
これに伴い、キャラクターデザインを手掛けるイリヤ・クブシノブが主人公の草薙素子、公安9課新メンバーの江崎プリン、人類の脅威“ポスト・ヒューマン”の少年シマムラタカシらを描き下ろしたメインビジュアルがお披露目に。
さらに、ポスト・ヒューマンがもたらすレイドによる人類の危機、そして公安9課を待ち受ける壮絶なドラマを点描した、本作の初出映像となる特報もお披露目された。
また、シーズン2オープニングテーマおよびエンディングテーマでもある millennium paradeの「Secret Ceremony」「No Time to Cast Anchor」の2曲が本作主題歌に決定。シリーズの新たなフィナーレを再び彩ることとなった。
あわせて、8月25日より先着特典「特製クリアファイル」付き前売券（ムビチケ）も発売される。
『攻殻機動隊 SAC_2045』シーズン2全12話を収録したBlu-ray BOXが、本作劇場公開前日となる11月22日に発売することも決定。詳細は公式サイトまで。
＜以下、コメント全文掲載＞
神山健治（総監督）
監督としてこの20年間つきあてきた「攻殻機動隊」に、個人的に礼を言うつもりで「攻殻機動隊 SAC_2045」を作ったのですが、藤井監督チームの劇場版「最後の人間」で久しぶりにシーズン制作中の心情を振り返り、自分がどれだけ少佐の事を好きだったのか、感じ入りました。あらためて草薙素子に、ありがとうと言いたい。そのことを認識させてくれた藤井監督にも感謝です。
荒牧伸志（総監督）
シーズン2の制作時は、複雑で膨大な情報量をどのように映像として表現するか悩んだ事を思い出します。新たに藤井監督の視点で再構成されたものは、シーズン1の時もそうだったように、総集編の枠組みを完全に超えた、新たな劇場映画としてリ・クリエイトされたものになるという確信があります。皆様もどうぞお楽しみに！
（C）士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会
