6月6日は兄の日。
兄と弟が肩を組んだふたご座のほぼ中間日に当たることが由来となっています。なお提唱者であるマンガ家の畑田国男は、3月6日の弟の日、9月6日の妹の日、12月6日の姉の日を制定した人物としても知られています。
アニメでもお兄ちゃんキャラは高い人気を誇ります。弟や妹たちから信頼されていたり、だらしのない性格であきれられていたり、血縁関係はないものの兄貴分として親しまれていたりと、描かれ方もさまざまです。
そこでアニメ!アニメ!では「“兄キャラ”といえば?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。5月22日から5月28日までのアンケート期間中に1122人から回答を得ました。
男女比は男性約30パーセント、女性約70パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下が約65パーセント、20代が約20パーセントと若年層が中心でした。
目次
■妹や弟を絶対に守る! 頼れる兄が集結
第1位
1位は『鬼滅の刃』の竈門炭治郎。支持率は約10パーセントで昨年の2位からランクアップしました。

『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』キービジュアル(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
「鬼になってしまった妹の禰豆子を人間に戻すためなら、どんな努力も惜しまないお兄ちゃん。禰豆子との共闘シーンからはお互いの信頼感が伝わってくる抜群のコンビネーションです」や「6人兄弟の長男で、弟と妹たちと仲が良く面倒もきちんと見ています。そんな家族思いの炭治郎だから、いろいろな人たちにも優しくできるのでしょう」と理想の兄だというコメントが届きました。
「痛みを我慢したときの『俺は長男だから我慢できたけど次男だったら我慢できなかった』という、謎の長男理論が面白い」と舞台が大正時代とあって、長男らしくあろうとする信念も兄キャラに相応しい理由となっています。
第2位
2位は『ワンピース』のポートガス・D・エース。支持率は約9パーセントで、昨年のトップから順位を下げました。
「初登場のときからルフィの先を行く道標です。メラメラの実の能力も派手でカッコ良く、本編から退場して10年以上経った今でも新たなエピソードが出てくるなど、ずっと忘れられないお兄ちゃんです」とストーリーにおいても重要な役割を果たすキャラクターです。
第3位
3位は『NARUTO -ナルト-』のうちはイタチ。支持率は約7パーセントで、昨年と同順位でした。

『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』(C)岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ(C)劇場版NARUTO制作委員会2014
「サスケの実の兄で、一族を皆殺しにした復讐の相手でもあるイタチ。しかしその裏に隠された真実を知ったときは、自己犠牲ばかりの彼の人生を思って涙しました」や「一族の裏切り者の汚名を被ってでも弟のことは守り抜く。あまりに不器用だけど信念を貫いた弟想いの兄の生き様に心を打たれたから」と悲劇的なエピソードが忘れられないという声が多数。弟のためなら命も投げ出す覚悟を持った兄が上位に入りました。
■そのほかのコメントをご紹介!
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』マリオには「現在公開中の映画では弟のルイージを助けるために大奮闘。ちょっと残念なところもありますが、強大なクッパに立ち向かう姿はまさに兄の鑑です。もしかしたら世界一有名な兄弟かもしれませんね」。
『あんさんぶるスターズ!』朔間零には「普段の年寄りじみた口調をする自称吸血鬼ですが、弟の凛月を溺愛している姿にギャップ萌え。弟からは鬱陶しがられていますが、零の愛情が感じられるから」。

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(C)2022 Nintendo and Universal Studios
『ブルーロック』糸師冴には「弟の凜は兄の冴に復讐するためにサッカーをしているという複雑な間柄。TVアニメ第2期で彼らの関係性も描かれると思うと楽しみでならない」。
『地獄楽』亜在弔兵衛には「死罪人であり、傷だらけの容姿や好戦的な性格から凶悪な印象を受けますが、実の弟である桐馬をとてつもなく大事に思っているから。危険な島で兄弟がどう困難を乗り越えていくのか、今後に期待が膨らみます」とTVアニメが放送中のタイトルにも投票がありました。

『地獄楽』メインビジュアル(C)賀来ゆうじ/集英社・ツインエンジン・MAPPA
2023年版では人気キャラクターの強さが光る一方で、『ブルーロック』や『呪術廻戦』、『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』など、新作の制作が決まっているタイトルのキャラも複数ランクイン。兄キャラの数の多さを再確認できる結果となっています。
次ページのトップ20もぜひご覧ください!
■ランキングトップ10
[“兄キャラ”といえば? 2023年版]
1位 竈門炭治郎 『鬼滅の刃』
2位 ポートガス・D・エース 『ワンピース』
3位 うちはイタチ 『NARUTO -ナルト-』
4位 谷崎潤一郎 『文豪ストレイドッグス』
5位 エドワード・エルリック 『鋼の錬金術師』
6位 糸師冴 『ブルーロック』
7位 脹相 『呪術廻戦』
8位 神威 『銀魂』
9位 不死川実弥 『鬼滅の刃』
10位 山田一郎 『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』
(回答期間:2023年5月22日~5月28日)
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※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。