「魔法使いの嫁 SEASON2」種崎敦美×竹内良太インタビュー 人気ゆえの続編の重圧…「学院篇」の注目シーンも語る | アニメ!アニメ!

「魔法使いの嫁 SEASON2」種崎敦美×竹内良太インタビュー 人気ゆえの続編の重圧…「学院篇」の注目シーンも語る

TVアニメ『魔法使いの嫁 SEASON2』より、チセ役の種崎敦美さん、エリアス役の竹内良太さんのインタビューをお届け。

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(c)2022 ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会
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2017年に放送されたTVアニメ『魔法使いの嫁』の続編となる『魔法使いの嫁 SEASON2』が、2023年4月よりTOKYO MXほかにて放送、Prime Video、ひかりTV/Leminoにて配信されます。

本作は、ヤマザキコレが手がける、累計1000万部を突破した人外×少女の正道ファンタジーマンガが原作。2016年にアニメ化プロジェクトが始動し、OAD『魔法使いの嫁 星待つひと』が発売、2017年にはTVアニメ化、2019年・2020年には舞台化されるなど、根強い人気を誇っています。

不幸と孤独の中で生きてきた主人公・チセが、頭骨の人外・エリアスとの生活の中で様々な過去を持つ人間や妖精や魔性のものたちと出会い、少しずつ成長していく姿が描かれたSEASON1。SEASON2からは、物語の舞台が魔術師達の集う「学院(カレッジ)」へ。大英図書館の地下、今までとは違う魔術師達の社会での“人”との出会いと交わりが、新たな扉を開いてゆきます。

この度、主人公・チセ役の種崎敦美さん(※崎はたつさきが正式表記)、そんなチセを花嫁として迎え入れた異形の魔法使い・エリアス役の竹内良太さんにインタビュー。5年の月日を経て続編が放送されることへの気持ちや、SEASON2の見どころを聞いたほか、チセとエリアスの関係性がポイントの本作において、種崎さんと竹内さんの関係性の変化にも迫りました。

[取材・文:米田果織]



『まほよめ』続編決定に「来たか!」喜びと同時に重圧も


――「魔法使いの嫁SEASON2」続編決定を受けての、お2人の気持ちを聞かせてください。

竹内:「ついに来たか!」と。『魔法使いの嫁』(※以下、まほよめ)は演じるのも好きなのですが、物語としてもすごく好きな作品なので、「またこの世界に浸れる、没頭できる!」という喜びが強かったです。その後に、演じる責任をジワジワと感じるようになりました。

――SEASON1を経ても、役を背負う責任は感じた?

竹内:もちろん!(SEASON1の)24話を経て、エリアスもどんどん成長していきました。その成長した状態でSEASON2に入って行かなければならないので、「SEASON2の1話」というよりは「25話目」という気持ちで挑まなければいけなかった。そのプレッシャーはとても感じましたね。

――種崎さんはいかがでしょうか?

種崎:竹内さんは先に嬉しさを感じたとおっしゃいましたが、私はプレッシャーの方が先でした。SEASON1が本当に素晴らしかったので、「学院篇」ではそれ以上にパワーアップしていたいという気持ちがあって…「それ以上のものをお見せできるのだろうか」という重圧がありました。でも、アニメ化発表の際のコメントで、私も竹内さんも「『まほよめ』の世界にまた浸れる」と、同じことを言っていたんです。あの世界観を一緒に作ってきた竹内さんと、「一番に浮かんでくること」が同じだったことが嬉しくて。そしてその気持ちが自然と湧いてくる今作にまた関われることが嬉しいです。





――前作の放送から5年が経っています。キャラクターの感覚はすぐに掴めましたか?

竹内:SEASON1終了後にOAD『魔法使いの嫁 西の少年と青嵐の騎士』(※ヤマザキコレ原案の完全新作エピソードを、コミックス特装版付属OADで展開するオリジナルアニメーション三部作)の収録があったので、そこでエリアスを掴みなおしていたこともあり、そこまで苦労することなくSEASON2に入れました。また、種崎さんと一緒に収録できたので、チセのお芝居を近くで感じながら演じられたのも良かったです。

種崎:私も同じです。エリアスやルツ、シルキーの声を聞くと、勝手に『まほよめ』の世界に戻っていけるんですよね。

竹内:ルツやシルキーと一緒にお芝居をすると、すぐ当時の感覚に戻れるのはすごいですよね。(ルツ役の)内山昂輝さんと(シルキー役の)遠藤綾さんがブレなさすぎる(笑)。

種崎:あの2人は本当にブレないですよね(笑)。

竹内:2人のおかげで、すぐに「家族感」を取り戻すことができました。

――SEASON2は、コロナ禍に入ってからの収録に。少人数収録になったことで、何か変化はありましたか?

竹内:僕にとっては何も変わっていないように感じます。掛け合う相手と一緒に収録できるように、すごく考えてスケジュールを組んでくださっているので…(種崎さんに)何か変わったことってありました?

種崎: 新しいキャラクターもたくさん出てきますし、学院篇序盤はチセはほぼその全員と会話していくので、皆さんと掛け合わせていただくために、キャストも入れ替わり立ち替わりになりますし、収録シーンの順番が入れ替わったりすることもあるんですよ。その入れ替わりが激しかった回などは「さっきチセは、どんな気持ちだったっけ…?」と混乱してしまう瞬間もあったので…早くみんなで一緒に収録したいです…!





先生になったエリアスに新鮮味!穏やかな日常に顔を出す“呪い”の陰にも注目


――SEASON2から「学院篇」に突入。原作もしくは台本を読んで感じたストーリーの印象を教えてください。

竹内:エリアスは“先生”となって、生徒たちに魔法を教えるようになります。その授業風景が結構新鮮で(笑)。視聴者の方も同じ気持ちになってくれるのではないでしょうか。

種崎:私もエリアスが先生として授業している姿を見て「ちゃんと授業してる!」と新鮮な気持ちになりました(笑)。家族など身近な人が自分以外の人と接している姿を見ると、何故かむずがゆい気持ちなってしまう感覚(笑)。

――(笑)そのほかに、ここに注目してほしいというシーンはありますか?

竹内:エリアスはセリフがないシーンが多いんです。しかし、チセを自分なりに心配して陰で見守っている様子が視線から伝わってくるので、「エリアスはどういう感情でチセを見ているのか」と考えながら見ると、より物語に深みが増すのではないでしょうか。僕自身も、その目線から感情を汲み取って次のセリフに行かないとエリアスとして成り立たなくなってしまうので、重点を置いて観察しているシーンです。

種崎:注目というか、私が好きなのはアリスと会話するシーン。学院で新たに出会った友達とは違う、前から知っている間柄だからこそ安心して接することのできるアリス。女子ならではの会話もあって、ほのぼのした気持ちになります。

竹内:そんなほのぼのした日常の間に、チセにかかっている呪いがクッと顔を覗かせるシーンに僕はゾクゾクします。SEASON1を経て、チセはこういう体になってしまったんだと再確認できる。舞台は変われどSEASON1とSEASON2は繋がっているんだなと改めて感じさせられました。



――チセとエリアスの関係性がポイントとなる本作。ちなみに、本作を通じて種崎さんと竹内さんの関係性に変化はありましたか?

種崎:1ミリも何も変わっていない(笑)。

竹内:現在、公式YouTubeにSEASON2制作決定を受けての2人の対談インタビューがアップされているのですが、その動画で話している様子を見て「5年前と何にも変わってないな」と思ったばっかりです(笑)。


――では、印象はどうでしょうか?

種崎:1ミリも変わってない(笑)。

竹内:僕も(笑)。種崎さんは“役を纏う人”なんです。今作で一緒にお芝居をしても、同じ印象を持ちました。

種崎:竹内さんは、「早」「速」「急」という言葉がまったく浮かんでこない方。接している私も頭からその言葉が消えていき、ゆったりとした気持ちになれます。また、私は本当におしゃべりが下手くそで苦手なのですが「竹内さんとなら何とかなるかな」と安心感も与えてくれます。

竹内:たしかに、これまでの人生でそんなに急ぐことはなかったかもしれないです。何かトラブルが起こっても「なんとかなる」と思う精神も持っているので、それを言い当ててもらえて嬉しい(照)。

――最後に、放送を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

種崎:舞台は学院へと変わり、学院篇ならではのおもしろさはしっかりありつつ『まほよめ』の独特の世界観は変わっていません。私たちキャストやスタッフもSEASON1と変わらず丁寧に大切に作品を作っておりますので、楽しみに待っていてくださいね。是非ご覧ください…!

竹内:5年間、本当にお待たせしました! 種崎さんの言った通り『まほよめ』の世界観は残しつつ、「学院篇」ではキャラクターが増え、背景や雰囲気も変化しているので、SEASON1との違いも楽しめるのではないでしょうか。その中でチセとエリアスがどう変化し、どう成長していくのか、ご期待ください。



「魔法使いの嫁 SEASON2」

2023年4月6日より毎週木曜22:00からTOKYO MX他にて放送開始
2023年4月6日より毎週木曜23:00からPrime Video・ひかりTVにて配信予定

■スタッフ
原作:ヤマザキコレ「魔法使いの嫁」(ブレイドコミックス/マッグガーデン刊)
監督:寺澤和晃
脚本:高羽彩、米内山陽子、西中千晶
キャラクターデザイン:加藤寛崇
総作画監督:徳岡紘平
色彩設計:小針裕子
美術監督:田村せいき
撮影監督:鈴木麻予
CGIディレクター:宮地克明
特殊効果:チップチューン
編集:今井大介
音楽:松本淳一
音楽制作:フライングドッグ
音響監督:はたしょう二
音響効果:出雲範子
音響制作:サウンドチーム・ドンファン
アニメーション制作:スタジオカフカ
製作:魔法使いの嫁製作委員会

■キャスト
羽鳥チセ:種崎敦美
エリアス・エインズワース:竹内良太
ルツ:内山昂輝
シルキー:遠藤綾
ルーシー・ウェブスター:津田美波
フィロメラ・サージェント:河瀬茉希
リアン・スクリム=ジョー:山下誠一郎
ゾーイ・アイビー:小林大紀
ヴェロニカ・リッケンバッカー:上田麗奈
アイザック・ファウラー:西山宏太朗
ミハイル・レンフレッド:日野聡
アリス・スウェーン:田村睦心
ヴァイオレット・セント=ジョージ役:山下大輝
ジャスミン・セント=ジョージ役:田中美海
メイ・アウトウッド役:夏谷美希
エイプリル・アウトウッド役:内山茉莉
ナルシス・モーム役:鳥海浩輔
ライザ・クウィライン役:小山茉美
リズベス・サージェント役:定岡小百合

(C)2022 ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会
《米田果織》
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