日本を代表する作品である『進撃の巨人』と、日本を代表する伝統技術「浮世絵木版画」の職人がコラボレーション。「進撃の巨人 浮世絵木版画『巨人襲来之図』」が、2023年2月25日日本時間12時より全世界同時発売される。
『進撃の巨人』の原作は、2009年から2021年にかけて諫山創が「別冊少年マガジン」にて連載したダークファンタジー。コミックス全34巻の発行部数は世界累計で1億1千万部を越え、社会現象とも言えるほどの大ヒットにより、日本のみならず海外でもセンセーションを起こした。
TVアニメ化をはじめとした様々なメディアミックスが行われるなど、連載終了後の現在も絶大な人気を誇る作品だ。
TVアニメ「The Final Season完結編」前編は2023年3月3日24時25分からNHK総合にて1時間スペシャルで放送。世界を滅ぼそうとするエレンが「地鳴らし」を発動。これによって無数の巨人たちが進撃を開始し、あらゆるものを踏み潰していく。
ミカサ、アルミン、ジャン、コニー、ハンジ、ライナー、アニ、ピーク、そして瀕死の重傷を負ったリヴァイら残されたものたちは、そんなエレンを止めるため最後の戦いに挑む。
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今回のコラボでは、日本から世界に浮世絵の素晴らしさを伝えるモチーフとして、歌川国芳の名作「相馬の古内里」と『進撃の巨人』の類似性に着目。
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歌川国芳とは、江戸時代後期を牽引し「奇想の絵師」と呼ばれ現代でも絶大な人気を誇る浮世絵師だ。彼の代表作「相馬の古内裏」(1845-46)は、源頼信の家臣、大宅太郎光国ががしゃ髑髏を退治している様子を描き、その独特の構図や迫力から、現在でも絶大な人気を誇る日本の浮世絵界屈指の名画。
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今回、日本画家の塩崎顕がこの名画と『進撃の巨人』の世界観を見事にマッチさせた原画を描き下ろした。巨人に立ち向かうエレン、ミカサ、アルミン、リヴァイらを、キャラクター性を損なわず日本画へアレンジし制服やマントの細部まで再現。
国芳の作品に見られる物語の説明もオリジナルをベースに進撃の巨人の物語へ変更されている。
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本作品の構図を『進撃の巨人』に合わせ、調査兵団と巨人の戦いにアレンジ。画角の大きさも通常の浮世絵の約倍ほどの大きさにすることで、圧倒的な迫力と存在感がその内部に宿された。
■進撃の巨人 浮世絵木版画『巨人襲来之図』
販売価格:60,000円+TAX・送料
販売数:全世界限定300部
仕様:
絵(W:約510mm×H:約245mm)
額(W:約653mm×H:約383mm)専用額付き
額:木材、裏版・木製合板
マット:紙製
和紙:人間国宝 岩野市兵衛 越前生漉奉書
絵師:塩崎顕
彫師:北村昇一
摺師:中山誠人
(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会