「リコリス・リコイル」新作決定にたきな役・若山詩音も涙! アニメ最終回後を描く朗読劇&音楽のスペシャルイベントレポ | アニメ!アニメ!

「リコリス・リコイル」新作決定にたきな役・若山詩音も涙! アニメ最終回後を描く朗読劇&音楽のスペシャルイベントレポ

TVアニメ『リコリス・リコイル』一夜限りのスペシャルイベント「喫茶リコリコプレゼンツ アフターパーリィ! Tomorrow is another day.」のステージレポートが到着した。

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「喫茶リコリコプレゼンツ アフターパーリィ! Tomorrow is another day.」(C)Spider Lily/アニプレックス・ABC アニメーション・BS11
  • 「喫茶リコリコプレゼンツ アフターパーリィ! Tomorrow is another day.」(C)Spider Lily/アニプレックス・ABC アニメーション・BS11
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TVアニメ『リコリス・リコイル』を朗読劇と音楽で振り返る、一夜限りのスペシャルイベント「喫茶リコリコプレゼンツ アフターパーリィ! Tomorrow is another day.」が、2023年2月11日にすみだトリフォニーホールの大ホールで開催。安済知佳(錦木千束役)、若山詩音(井ノ上たきな役)、小清水亜美(中原ミズキ役)、久野美咲(クルミ役)、さかき孝輔(ミカ役)らキャスト陣、そして劇伴を担当した睦月周平、OPアーティストであるClariSが出演した本イベントのレポートが到着した。

当日、大ホールは3階席まで『リコリコ』ファンで埋め尽くされた。作品をトークではなく朗読劇で振り返ることが事前にアナウンスされていたが、いったいどんなステージになるのか、その始まりをワクワクしながら待っている空気が伝わってくる。ちょっとしたやり取りとともに注意事項を読み上げる、キャラクターの場内アナウンスもミズキとクルミとミカによるもの、そして千束とたきなによるものの2回が不意に行われたが、これには大きな拍手が起こっていた。

ステージセットは、喫茶リコリコを再現しており、そこに楽器と奏者が座る椅子が並ぶ。開演時間になり暗転し再びライトが点くと、舞台には喫茶リコリコの制服に寄せた和風の衣装を着た、たきな役の若山詩音、ミズキ役の小清水亜美、クルミ役の久野美咲、ミカ役のさかき孝輔が集まっていた。ステージ中央の扉を開いて、「たっだいまぁ」と千束役の安済知佳が登場すると、そこから喫茶リコリコの日常が繰り広げられていく。

朗読劇の舞台は、千束が宮古島へと逃亡し、その後みんなでハワイで出張店を開いたあとだったことはファンの誰もが喜んだところではないだろうか。アニメの最終話から時間はしっかりと進んでいて、桜が散った頃に喫茶リコリコが再開する。その新装開店の前日、千束の「今日は私たちだけのリコリコにします!」という宣言で、物語がスタートした。

一旦キャストがステージからはけるとオープニングムービーが流れ、ステージには楽器の演奏者たちが配置につく。睦月周平率いるバンドがOPテーマのイントロを奏で始めると、扉からClariSが登場。このステージだけのスペシャルアレンジで「ALIVE」を熱唱する。クララとカレンが、躍動感あるダンスパフォーマンスと激しさの中にも温かさがある歌声を聴かせた。

OPテーマが終わると、再び喫茶リコリコのメンバーが登場する。カウンターにいるミカ、その近くにいるミズキとクルミとたきな、そしてうろちょろする千束という感じで、キャストは喫茶店の中を動きながらお芝居していく。朗読劇というとマイク前で芝居をするイメージがあるが、今回はヘッドセットでキャストはキャラクターのように動きながら、台本を持って演技をするスタイルが取られた。

アニメで好評だった、キャラクター同士の軽快なやり取り、掛け合いの面白さが、目で観ても楽しめるような工夫がなされている。この舞台のために書き下ろされた脚本は、5人で会話をしながら“そういえば、あのときはこんなことがあったよね”と、シームレスにアニメのシーンを振り返る流れを作っていた。

千束とたきなが初めて対面するところや、その後の公園での会話、3話の噴水前でのやり取り、さらには水族館でのたきなの「さかなー」など、次から次へと演じられる名シーンの数々からは一時も目が離せない。そのうえで、喫茶リコリコでの会話もアニメでは語られなかった情報などがいくつも盛り込まれており、千束とミカとミズキの過去の関係性が見えてくる掛け合いなどで喜ばせてくれる。

また朗読劇の間には、睦月周平率いる演奏者たちによる劇伴の生ライブも送られた。ギター、ベース、ドラム、ピアノとストリングス隊にフルート、アコーディオンという構成で、特にフルートとアコーディオンはもともと出番がない曲も編曲をし直しパートを足したとのこと。この日限りの特別感がある、耳に残るメロディばかりの感動的なライブとなった。

朗読劇と生アフレコは、その後もストーリーに沿って展開されていく。人工心臓の心音をたきなが確かめるところ、家事分担じゃんけん、ホットチョコパフェ、8話のリコリコ前のベンチでの千束とたきなの会話、雪が降る中でそれぞれの道を歩き出す千束とたきななど。

さらには「心臓が逃げる」とたきなが叫ぶシーンや宮古島での千束とたきな、ハワイでの喫茶リコリコなども……。喫茶リコリコメンバーを中心にシーンが抜き出され、ファンにはこれ以上ない振り返りとなった。最後は、この日のステージ写真とともにエンドロールが流れ、2時間を超えた朗読劇は終了した。

エンディングでは役から離れたキャストが登場し、この日のステージの感想などを話していく。「私たち完璧だったわね~」という小清水に、「どこがじゃ!」とさかきがツッコミを入れるなど、キャスト同士のやり取りもキャラクターっぽさがあり楽しませてくれる。

そして、若山が最後の締めに入ろうとしていたところで、台本にはないサプライズが行われる。スクリーンを見るように促されると映像が流れ、最後に「新作アニメーション制作決定」の文字が表れた。これにはキャスト陣も喜びを爆発させ、若山は涙を流しながら喜んでいた。

安済はこれに、「制作陣の頑張りもそうですが、皆さんの応援あってこそ、この新たな告知につながったので、今日は寝れないですね。これからがパーリィですね(笑)」とコメントする。若山は「素敵なサプライズの告知もあったことですし、これからも『リコリス・リコイル』という作品を愛し続けてくれたら嬉しいです。私たちもこれからも頑張っていきたいと思います」と伝え、イベントは大きな喜びの中で幕を閉じた。

なお、「喫茶リコリコプレゼンツ アフターパーリィ! Tomorrow is another day.」の興奮と感動の模様は、アーカイブでも2月21日23:59まで視聴できる。見逃し配信チケットは2月21日19時まで「Stagecrowd」で販売中なので、ファンはチェックしてみたい。

(C)Spider Lily/アニプレックス・ABC アニメーション・BS11


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《仲瀬 コウタロウ》
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