「機動戦士ガンダム 水星の魔女」は“ツンデレの幕の内弁当”だ! 主人公・スレッタを取り巻く様々なツンデレたち | アニメ!アニメ!

「機動戦士ガンダム 水星の魔女」は“ツンデレの幕の内弁当”だ! 主人公・スレッタを取り巻く様々なツンデレたち

唐突だが、現在放送中のTVアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場するキャラクターたちがツンデレだらけなのを、皆さんはご存じだろうか。
本稿では、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のツンデレキャラクターたちを順番に紹介していく。

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唐突だが、現在放送中のTVアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場するキャラクターたちがツンデレだらけなのを、皆さんはご存じだろうか。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は、数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代“A.S.(アド・ステラ)122”を舞台とする、『ガンダム』シリーズのTVアニメ最新作。
モビルスーツ産業最大手の「ベネリットグループ」が運営する「アスティカシア高等専門学園」のパイロット科に、辺境の地・水星からスレッタ・マーキュリーという名の少女が編入してくるところから始まる物語を描く。

そんな主人公・スレッタを取り巻くキャラクターたちが、ツンデレだらけなのだ。「お前のことなんて好きじゃないからな」って言っちゃうテンプレツンデレ、ツンツンしてるのに面倒見が良い正妻ツンデレなど様々なツンデレが揃っていることから、言うなれば「ツンデレの幕の内弁当」。本稿では、そんなツンデレキャラクターたちを順番に紹介していく。

■「お前のことなんて好きじゃないからな」テンプレツンデレ・グエル

舞台となる「アスティカシア高等専門学園」には、生徒同士の揉め事を解決すべく定めた“決闘”という制度がある。決闘の勝者のなかでも特に優れたパイロットには“ホルダー”という称号や専用の制服、さらに“花嫁”(ミオリネ)との婚約権が与えられる。

その“ホルダー”として、学園内で横暴な態度を取っていたグエル・ジェターク。ジェターク社の御曹司としての権力を鼻にかけた傲慢な性格で「THE・嫌なやつ」という立ち位置だった彼だが、スレッタの登場により変化が。

グエルはスレッタに“決闘”で2度も敗北してしまうのだが、勝利を傲らず「あなたを見くびっていました。あなたは本当に強かった」とグエルを称えたスレッタ。そんな彼女に胸打たれたグエルは、跪いて「スレッタ・マーキュリー。俺と結婚してくれ!」と求婚するのだった。

そのくせ、後日わざわざスレッタのもとにやってきて「真に受けてんじゃねーぞ。くしゃくしゃ頭の田舎者に、俺が惚れると思ったか?」と偉そうな態度で言い放つグエル。さらに「勘違いするなよ。俺はお前のことなんて全然好きじゃないんだからな!」と言い捨てて去っていく姿は、まさにツンデレの代表格と言っても良いだろう。

■辛辣な態度を取るのに世話焼き! 余裕さえ感じる正妻ツンデレ・ミオリネ

学園理事長でもあるベネリットグループの総裁、デリング・レンブランの一人娘で、“ホルダー”に与えられる“花嫁”のミオリネ・レンブラン。本人はそんな優勝賞品のように扱われることに納得しておらず、何度も学園から脱走を試みている。

その脱走を結果的に邪魔する形になってしまったスレッタに厳しい態度を取る一方で、学園に来たばかりの彼女に色々と教えてあげる優しさも。また、スレッタが“決闘”に勝利し婚約者という関係になったことで、同時に友人としての絆も深め始めた2人。ピンチに陥ったスレッタを助けるため、嫌っている父親に頭を下げてまで会社を設立するという献身的な嫁っぷりを発揮している。

スレッタが“ある男性”を気にしていても「多少の浮気くらいは許す」と言えてしまう寛容さには、放送時にSNSでも飛び交ったワード“正妻の余裕”すら伺える。

■「興味ない」→「君のことをもっと知りたい」手のひら返しツンデレ・エラン

上記したスレッタが気にしている男性とは、エラン・ケレス。学園内の誰にも心を開かない孤高の人で、最初はスレッタに対して「興味ない」と言っていたのだが、彼女とグエルの“決闘”を見て「彼女は本当に魔女なんだろうか」と興味を持つように。

その珍しさから、唯一交流のあるシャディク・ゼネリから「惚れた?」と聞かれるのだが、「僕は人を好きにならないよ…絶対に」と呟く。

しかし、わざわざスレッタに接触し「君のことをもっと知りたい」と言ったり、一緒に実習する人がいないと困っている彼女に「うちの寮来る?」と気遣ったり、デートに誘ったりと、距離を縮めていく。

そんなある日、エランは「1人でエアリアル(※スレッタの機体)を操縦させて貰えないか?」とスレッタにお願い。実は彼はエアリアルをガンダムだと思っており、スレッタに対して「自分と同じ境遇を持っているのでは」と思い込んでいたのだ。しかし、エアリアルに乗っても体にGUNDフォーマットの影響がなく、勝手に「裏切られた」とショックを受けて「鬱陶しいよ君は」とスレッタにひどい言葉を投げかけるのだった。

エランの境遇を考えると、エランを「ツンデレ」と設定付けるのはいささか軽率かとは思うが、自分がスレッタの立場に立ったとして、気を持たせておいて「鬱陶しいよ」の手のひら返しは、敵対的な態度と好意的な態度の二つの性質を持つ意味としては合っているのかもしれない。

■差別を嫌う姐御系ツンデレ・チュチュ

チュチュの愛称を持つチュアチュリー・パンランチは、スレッタと同じくパイロット科。アーシアン(※地球居住者)を差別するスペーシアン(※宇宙移民者)を嫌っており、よく喧嘩騒ぎを起こしている。

最初はスレッタをほかのスペーシアンと同じと考えていたが、自分と同じく故郷を背負い努力する姿に認識を改め、実習中のスレッタに不当な妨害を行った生徒たちと大げんかしたことがきっかけで交流を持つようになる。

文句は言いつつもスレッタを地球寮に迎えたり、ミオリネの会社作りを手伝ったりと、頼りがいのある姐御肌ツンデレだ。


以上。『機動戦士ガンダム 水星の魔女』を「ツンデレの幕の内弁当」と例えた意味をおわかりいただけただろうか。
第1クールもいよいよ終盤。おさらいするために1話から見直すうえで、キャラクターたちのツンデレ具合にも注目してみてほしい。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第11話は12月25日17時から、第12話は2023年1月8日17時からMBS/TBS系全国28局ネットにて放送。
なお、12月29日18時からはABEMAにて第1話~第10話の振り返り一挙放送も行われるので、未視聴の人はこの機会に『水星の魔女』をチェックしてみてはいかがだろうか。

TVアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』
〈放送情報〉
2022年10月2日より毎週日曜午後5時~
MBS/TBS系全国28局ネットにて放送開始

〈スタッフ〉※短縮表記
企画・制作:サンライズ、
原作:矢立 肇/富野由悠季
監督:小林 寛
シリーズ構成・脚本:大河内一楼
キャラクターデザイン原案:モグモ
キャラクターデザイン:田頭真理恵/戸井田珠里/高谷浩利
メカニカルデザイン:JNTHED/海老川兼武/稲田 航/形部一平/寺岡賢司/柳瀬敬之
音楽:大間々 昂

〈キャスト〉
スレッタ・マーキュリー:市ノ瀬加那
ミオリネ・レンブラン:Lynn、
グエル・ジェターク:阿座上洋平
エラン・ケレス:花江夏樹
シャディク・ゼネリ:古川 慎
ニカ・ナナウラ:宮本侑芽
チュアチュリー・パンランチ:富田美憂

(C)創通・サンライズ・MBS

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