『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』が、初のディビジョン別ライブ「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-8th LIVE 《CONNECT THE LINE》」のオオサカ・ディビジョン“どついたれ本舗”の公演を、2022年10月1日・2日の両日にわたり大阪・大阪国際会議場(グランキューブ大阪)にて開催した。本記事ではその2日目の模様をレポートする。
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会場は、詰めかけたファンが手にするリングライトが放つ、“どついたれ本舗”のディビジョンカラーであるオレンジ色の光一色に染められる。ライブのスタート前には、ヒプマイのライブDJを務める DJ U-ICHI(HOME MADE 家族)が手掛ける、“どついたれ本舗”の白膠木簓(CV.岩崎諒太)、躑躅森盧笙(CV.河西健吾)、天谷奴零(CV.黒田崇矢)のソロ楽曲がDJミックスされた音源がBGMとして流れ、その期待をさらに高めていく。
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そして会場の明かりが落ちると、DJ U-ICHIのDJ プレイ、「ディビジョン・ダンス・バトル」のパフォーマンスに続いて、“どついたれ本舗”のメンバーが登場する。
「自称・詐欺師」という役柄の黒田はファーの付いたコートという出で立ちで、教師という役柄の河西はジャケット、お笑い芸人という役柄の岩崎はビーチの風景が描かれたスーツのセットアップを着用。それぞれのキャラクターに沿ったファッションで、オーディエンスにその存在感をアピールした。
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ライブは、音源ではヒプマイメンバーが総登場する「Survival of the Illest +」「ヒプノシスマイク -Glory or Dust-」「Hang out!」の 3曲を、オオサカ・ディビジョンのメンバーのみが歌う形のメドレーで始まった。そして1日目のゲストとして登場したCreepy Nuts が制作した「あゝオオサカ dreamin'night」、現在の大阪ヒップホップを代表するグループである梅田サイファーの手掛けた「なにわ☆パラダイ酒」へと展開する。
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「『秋の夜長に、よう名が轟く』、お笑い芸人の白膠木簓役の岩崎諒太です」、「『そのちゃんと聞いとるんか!』、躑躅森盧笙役の河西健吾です」、「『身の安全なら俺が保証してやるよ』、天谷奴 零役の黒田崇矢です」と、それぞれのキャラクターに則った名乗りで会場とライブビューイング、そしてABEMAでの配信を見るオーディエンスに挨拶する 3人。そして「オオサカは皆さんを笑いの渦に巻き込みます!」という岩崎の言葉どおり、軽妙な会話を交わしていった。
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MCに続いて、ライブは各メンバーがソロを取るセクションに移った。「Own Stage」では、河西の柔らかなヴォーカルと、メロウな楽曲に合わせて振られる会場のリングライトが波のように揺れる。「FACES」は黒田の深く響く声とタイトなラップ、ど派手なサウンドが印象的だ。
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「TragicTransistor」では大阪を代表するヒップホップクルー「韻踏合組合」のHIDADDY が作詞を手掛けたナンバーで、岩崎の明るいラップと、ALI-KICK 制作の軽妙なトラックが絡み合う。また「Tragic Transistor」では、白膠木簓と躑躅森盧笙が過去にコンビを組んでいたというストーリーに添って、岩崎と河西が漫才を演じ、その後ろで呆れた顔の黒田というパフォーマンスでも曲を彩った。
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この日のゲストは、関西のみならず、日本のヒップホップシーンで確固たる地位を築いている SHINGO★西成だ。ポジティブなメッセージに貫かれた「GGGG」、ハードな内容とラップでリスナーの度肝を抜く「うしろきいつけや」と、パワフルなラップでリスナーに衝撃を与えた。
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SHINGO★西成は「誰や誰や?って俺や俺!SHINGO★西成!」と彼の定番のフレーズから、「笑顔と元気繋いでいこうぜ!悲観的な考え捨てよう!」というメッセージ、そしてオレンジの明かりを見て「ここが日本で一番ハロウィン前、オレンジや」というサービスまで、短い時間の中でも一気にリスナーを掴んでいく。そしてゲストライブは「大阪 UP」と、手締めである「大阪締め」で閉じられた。
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その圧倒的なパワーとキャラクターを前に「すごいエネルギーですね!」という言葉を送った“どついたれ本舗”の3人に対して、 SHINGO★西成は「この3人の声がごちそうやで!」と返し、一気に距離を縮めていく。そのままライブは SHINGO★西成も加わった「SUMMIT OF DIVISIONS (8th Live ver.)」へと展開し、お互いのエネルギーがスパークするような明るい空気が会場を包んだ。
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そしてライブは SHINGO★西成が作詞に参加した「笑オオサカ! ~What a OSAKA!」、レゲエビートとエモーショナルな歌詞が記憶に残る「縁 -ENISHI-」へ。“どついたれ本舗”メンバーはそれぞれ、「ようさん集まってくれてありがとうございます、みなさんの熱がホンマに届いてます(岩崎)」、「首元が汗でビシャビシャになるぐらい、この 2DAYS めちゃくちゃ楽しんでます(河西)」、「裏街道を生きてきたのに、こんな多くの人に祝福されるなんて、生きててよかった(黒田)」とオーディエンスに伝える。
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そしてメドレーで「ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem- +」、「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- +」、「Hoodstar +」「CROSS A LINE」と駆け抜けるように楽曲を披露する。
最後は「“どついたれ本舗”のように、明るく生きてください(黒田)」「今日は泣き笑いしてください。でも明日からは笑ってください(河西)」「(11 月 12 日、13 日に行われる)シンジュク・ディビジョンのライブに繋げていきましょう!(岩崎)」という、明るい未来を意識させるような言葉とともに、観客を「どつく」というコミカルなアクションでステージを降りた。
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「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- 8th LIVE ≪CONNECT THE LINE≫ to どついたれ本舗」2日間のライブの模様は「ABEMA PPV ONLINE LIVE(アベマ ペイパービュー オンライン ライブ)」にて、2022年10月9日23時59分まで見逃し配信中。チケット料金などの詳細は、「ABEMA PPV ONLINE LIVE 情報詳細ページ」をチェックしてほしい。
M1:メドレー
Survival of the Illest + ヒプノシスマイク -Glory or Dust- Hang out!
M2:あゝオオサカ dreamin'night
M3:なにわ☆パラダイ酒
M4:Own Stage
M5:Under Saile
M6:FACES
M7:Count the money
M8:Tragic Transistor
M9:コメディアン・ラプソディ
DJ & Dance Bridge
DAY2 GUEST ACT「SHINGO★西成」
M10:メドレー
GGGG
うしろきいつけや
M11:大阪 UP
M12:SUMMIT OF DIVISIONS (8th Live ver.)
M13:笑オオサカ!~What a OSAKA!
M14:縁 -ENISHI- M15:メドレー
ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem- +
ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- +
Hoodstar +
CROSS A LINE
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