第4弾となる今回は、「<音泉>祭り2022夏~プレミアム~」開催と「新スタジオ」オープンを記念した特別編! キング・下野紘さん、そして音泉ジュニアとして活動していた佐藤元さん・守屋亨香さんに、これまでの活動を振り返ってもらいました。6月27日(月)に配信されるラジオ「きみはもちろん<音泉>ファミリーだよね?」特別回の収録を終えた後のインタビューでは、キングであり声優としての先輩である下野さんがふたりの成長を、そして佐藤さん・守屋さんは下野さんへの感謝を感慨深げに語ってくれました。
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ジュニアたちの成長がキングは嬉しい
――まずは「きみはもちろん<音泉>ファミリーだよね?」特別回の収録を終えての感想をお願いします。
下野 音泉ジュニアとして活動していたふたりとこうやって「キングラジオ」(本ラジオの通称)をやるのが2年ぶりなんです。懐かしいなっていう気持ちと同時に、ジュニアを卒業して色々と経験してきたふたりの成長を感じることができたのが何だか嬉しかったです。
佐藤 ありがとうございます! 音泉ジュニアの頃は緊張しっぱなしでしたし、頑張らなきゃ、頑張らなきゃという気持ちが強かったです。ただ、活動を続けていく中で吹っ切ることができて、結果的に自分の成長に繋げることもできました。声優として皆様にどう楽しんでもらえばいいのか考えられるようになったのも、音泉ジュニアとしての活動があったからです。思い出がたくさんある分、懐かしい気持ちに浸りながら収録をしていました。
守屋 私も懐かしいなという気持ちで収録していました。以前の私はラジオ収録がある度にすごく緊張してしまい、すぐに慌ててしまっていたんですよ。それが、音泉ジュニアとしての活動やレギュラーのラジオ番組を経験させていただいたことで、ちょっとは滑らかに、冷静に喋れるようになってきた気がしています。何を言われても「やってやりますよ」という気持ちで臨めるようになったのも、音泉ジュニアのおかげですね。
下野 本当にふたりとも成長したよね。元はジュニアのときに培った思い切りの良さも伸ばしていて頼もしかったなぁ。今回の収録でやったモノマネも驚いた! 度胸がすごくて、プロフェッショナル感が出ていたよ。
佐藤 ありがとうございます!
下野 きょんちゃん(守屋享香)はね、まず声が大きくなった。ジュニアの頃は、元が前衛だとしたらきょんちゃんは後衛という印象だったけど、前にも出てくるようになったよね。あとはトークを綺麗にまとめられるようにもなっていて、頼もしかったよ。
守屋 嬉しいです!
――キングとして先輩として、ジュニアだったふたりの成長は嬉しい限り、ですね。
下野 そうですね。ただ、あの頃と変わっていない部分もあって。元はその場で求められたことはフルスロットルに応えていたし、きょんちゃんは最終的に思い切りのいいトークをする感じが相変わらずでよかった。特に締めの「私たちのパパだから」っていうワードチョイスは最高だったので、この記事を読んだ皆さんはぜひラジオを聞いて欲しいです(笑)。ふたりの変わっていない部分を感じられたのも、それはそれで嬉しかったですね。
――キングからありがたいお言葉がありましたが、おふたりにとって下野さんはどういう先輩ですか?
佐藤 ずっと尊敬しています。アニメの裏方の存在である声優として、皆様に何をお届けすればいいのか、どういう風に前に出ればいいのかということを下野さんから学ばせていただきました。YouTubeで「ストイッカ―GEN」というチャンネルを持っているのですが、あのチャンネルでは「みんなに楽しんでもらうためにはどうすればいいか」ということをいつも考えていたんです。その信念を持てたのも、下野さんのおかげなんです。音泉ジュニアとして、下野さんの背中から色々と教えていただきました。
守屋 私は元々女優やタレント業をやっていたのですが、声優1本でこれからやっていくぞと決めたときにお声がけいただいたのが、音泉ジュニアの仕事だったんですよ。なので、声優の先輩でもある下野さんには本当に色々と教えていただきました。私の原点はキングと言っても、過言じゃないです。
――やっぱり、キングは偉大な存在。
佐藤 キングは偉大です!
下野 今、完全に誘導しましたよね? 誘導コメントだったよね!?
佐藤 いえ、キングは偉大です!
――そうです。キングは偉大なんです。そしてパパのような存在。
守屋 本当に! めちゃくちゃ優しくてパパのよう。
下野 パパのような存在(笑)!
――実際、下野さんは我が子を見守っているような感覚もある?
下野 まだこれから声優として頑張っていく、という段階からふたりを見ていますから。僕がデビューしてから約20年が経ちましたが、声優業界は本当に様変わりしたと思います。声優の仕事も幅広くなっています。ラジオも地上波のものだけでなく、<音泉>さんのようなインターネットラジオも普及しています。ふたりも音泉ジュニアとして、アフレコ以外にも色々と活動してきましたが、それをポジティブに捉えて成長につなげてくれているので、キングとしては嬉しい限りですね。ふたりの今後の活躍が楽しみです。
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<音泉>ファミリーとしての思い出
――今回の番組内で、「もしかしたらリスナーさんのなかにキングがどういう存在なのか知らない人もいるのでは?」というのが話題に挙がっていましたね。
下野 もう長くやらせていただいているので、そりゃいると思いますよ。
――そこで今回は、キングの歴史を振り返っていこうと思います!
下野 ……あれ、なんで始まったんだっけ?
佐藤・守屋 (笑)。
下野 確か<音泉>10周年企画として誕生したような気が……。もうずいぶん慣れましたが、気が付けば<音泉>の王になっていたんです。ラジオや「<音泉>祭り」への出演、ロケ企画など色々とやってきましたが、まさかここまでキングとして長く活動することになるとは……。「キングラジオ」のレギュラー配信が終了してからもう2年ぐらいが経ちますが、その後も細々と活動を続けています。最近だと「アニメジャパン」でキングの写真を掲出してくださったりして、色々な方からその報告を受けました。そういう感じで、今も何かと活動しています(笑)。
――佐藤さんと守屋さんがジュニアとして登場したのは2018年。<音泉>さん15周年のタイミングでした。守屋さんは当時、好きな男性声優さんは下野紘さんですとおっしゃっていたのですが……あれは台本だった?
守屋 えっと……。
下野 あれは台本でしょ(笑)?
守屋 あれ、どうだったかなぁ(笑)?
下野 あっ、思い出した! 確か最初に誰かがその発言をして、その流れでみんなが「好きな声優さん、憧れの声優さんは下野紘さんです」って言い始めたんだよ(※)。だから、あれはネタです。
守屋 あっ、でも今は本当にそうですよ(笑)!
下野 (笑)。
(※)後から筆者が当時の配信を確認したところ、言い始めたのは守屋さんでした。
――佐藤さんは下野さんから財布を何とか出させるというエチュードにチャレンジしていました。
下野 あったねー!
佐藤 かみ合わずに上手くいかなかった記憶が……(笑)。振り返ってみると、当時からめちゃくちゃな企画をやっていたんですね。変わってないなぁ。
守屋 うん。変わってない。
佐藤 でも、この変わらない無茶ぶりや空気感が音泉キングのラジオなんだよなぁ。
――その他にも色々と活動を行ってきましたが、特に印象に残っていることは?
佐藤 2018年に「<音泉>27時間ニコ生放送」でキングの家を作ることになったのは衝撃的でした。本気で家を作りましたし、誰も助けてくれなかったんですよ(笑)。その後、他の企画で畑作りをしたこともありました。そういう経験を通じて、バラエティとしての遊び方が少しは学べた気がします。それに、こんな経験をした声優ってあまりいないので、現場でネタにできるんですよ。「僕、実は家を建てたんですよ」と言うと、共演者のみなさんが満場一致で「えぇ!?」と食いついてくださいます(笑)。会話するきっかけをいただけたのがありがたいなと、今になって思います。
――最初の頃は、正直「声優なのに何やってんだろ」と思ったこともあった?
佐藤 はい。<音泉>祭りの場で大声で言ったことがあります(笑)。「この後、もう<音泉>さんからの仕事はないだろうな」と覚悟していました。それでも、<音泉>さんは僕を見捨てず、別のお仕事でも声をかけてくださったんですよ。<音泉>さんとは切っても切れない縁がありますし、僕が力になれることは力になっていきたいです。
守屋 私も家を作ったり畑を耕したりしたことはとても印象に残っています。そういう仕事を通じて、現場で仲良い子がたくさんできたことも個人的には思い出深いですね! こんなにもファミリー感のある現場に関わったのが初めてだったので、とてもあたたかい気持ちになりました。私はお仕事に対してストイック過ぎる、真面目だとよく言われるのですが、それがいい感じに緩和されたんです。音泉ジュニアとしての活動が、楽しくお仕事に向き合えるきっかけになったと思います。
――キングはこれまで慰安旅行など様々な活動を行ってきましたが、どの活動が印象的でしたか?
下野 なんだろう。キングの活動となると、本当に色々とやってきたからなぁ。唐揚げを食べるためだけに大分へ行ったこともあったし。ただジュニアとの活動と考えたら、やっぱり「<音泉>祭り」かな。僕は鷲崎(健)さんと一緒にMCという立場で関わってきたので、出演者にまんべんなく話を振ったり、トークを盛り上げるにはどうすればいいのか考えたりすることが多かったんです。そのなかでジュニアの子たちが登場したら、何とか手助けしてあげたいなという気持ちになって。ジュニアのみんなが頑張ってきている姿を間近で見てきた分、思い入れが強かったんですよね。そんなみんなが楽しそうにイベントに参加している姿を見られたことが、僕は思い出に残っていますね。なんだか、文化祭で頑張っている生徒を見守る先生みたいだな(笑)。
――そういう気持ちがあったからこそ、「<音泉>祭り」でWake Up Girls!さんの「極上スマイル」をジュニアの男性陣と一緒に踊った?
下野 そんなこともあったなぁ!
佐藤 あれ、振り付け覚えるのが本当に大変だったんですよ!
下野 あれはね、みんな頑張っていたことをキングは知ってるよ。
佐藤 バックステージで(同じくジュニアとして活動していた)しんちゃん(徳留慎乃佑)とケンカしながら練習したことは忘れません。しかも、裏では粘土をこねながら。
守屋 やってたー!
下野 ドキュメンタリー映像を撮って欲しかったくらい、裏側は壮絶でみんな大変だったよね。本当によく頑張ったよ!
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音泉新スタジオは「JK」?
――番組内でも触れていましたが、今回のラジオは<音泉>さんのK(キング)スタジオで収録されました。そのスタジオ名の由来について、スタジオを制作した音泉スタッフのこはらさんよりコメントをいただいています。
~こはらさんコメント~
弊社新スタジオ「ONSEN STUDIO」は「K」キング「J」ジュニアの2つで構成されています。「K」は、アニメや吹替のアフレコができるスタジオように弊社としては一番大きく、5.1ch高音質にも対応したスタジオで、「J」は、「K」と比べれるとサイズは小さいですが、ラジオ・ナレーション・生放送など色々なことに対応できるスタジオです。
この説明からも分かる方には分かると思いますがまさに「キング」と「ジュニア」ですよね!
また「キング」と「ジュニア」常に隣り合わせて頑張ってほしい!ということを普段から思っていたので、すごくぴったりな名前になったと満足しています。
これからもこのスタジオから素晴らしい演技そして、楽しいラジオがたくさん生まれるよう出演者さんと共に<音泉>スタッフも頑張っていきたいと思います。
弊社新スタジオ「ONSEN STUDIO」は「K」キング「J」ジュニアの2つで構成されています。「K」は、アニメや吹替のアフレコができるスタジオように弊社としては一番大きく、5.1ch高音質にも対応したスタジオで、「J」は、「K」と比べれるとサイズは小さいですが、ラジオ・ナレーション・生放送など色々なことに対応できるスタジオです。
この説明からも分かる方には分かると思いますがまさに「キング」と「ジュニア」ですよね!
また「キング」と「ジュニア」常に隣り合わせて頑張ってほしい!ということを普段から思っていたので、すごくぴったりな名前になったと満足しています。
これからもこのスタジオから素晴らしい演技そして、楽しいラジオがたくさん生まれるよう出演者さんと共に<音泉>スタッフも頑張っていきたいと思います。
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下野 そうだったんですね。てっきり<音泉>さんが女子高生が好きだからだと思っていました(笑)。
――決して、JKじゃないんですよ!
下野 いやいや、スタジオの入り口から見た並びを見てごらんなさいよ! 「J」→「K」になっていますよね!? この並びならみんな「JK」と思っちゃうでしょ。元はこの並び見て、どう思った?
佐藤 女子高生。
下野 きょんちゃんは?
守屋 JK(女子高生)。
下野 ほら、やっぱり。こうやって<音泉>さんからのコメントを貰えてよかったですよ。勘違いしたまま帰るところでした(笑)。なるほど、キングとジュニアなのね。
――アニメのアフレコ収録もできるスタジオなので、いつかはキングとジュニアが同じブースでアニメのアフレコ収録をする日が来るかもしれません。
守屋 私たち、以前から同じ作品に出たいよねっていう話をしているんです!
佐藤 ボイスドラマを<音泉>ファミリーみんなでやるのが夢ですね。それが<音泉>さんのスタジオでできるなら、最高です。
下野 そうだね!
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――最後に、7月24日に開催される「<音泉>祭り2022夏~プレミアム~」への意気込みをそれぞれからお願いします。
佐藤 もちろん、<音泉>キングチームとしても頑張りますし、僕がアシスタントとして関わっている「松岡ハンバーグ」の出演者としてもイベントを盛り上げていきたいです。これまでジュニアとして培ってきたものを出し切って、みなさんと一緒に楽しみたいですね!
守屋 「音泉杯」というチーム対抗企画にこの3人で出場するので、優勝を狙いたいなと思っています! あとは「えきぞちっく あにま~る」というユニットとしても出演機会が多そうなので、そっちでも会場を盛り上げられるよう頑張ります!
下野 今まではMCという立場で参加することが多かったのですが、今回はチームを組んでコーナー企画に参加します。それだけに一体どういう展開になるのか、打ち合わせも何もしていないので、予想ができません。ただ、どんな企画であっても<音泉>ファミリーのみんな、そしてお客さんと一緒に楽しい空間を作っていきたいという気持ちは変わらないです。全力で頑張りますので、たくさんの方に見ていただきたいですね!
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キングが考える番組のキャッチフレーズ発表!
聴けば、皆、<音泉>ファミリー!!
読んで字のごとく、そのまんまの意味です! 聴けば、皆、<音泉>ファミリー!!
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取材・執筆/M.TOKU 撮影/小川遼
「音泉キング「下野紘」のラジオ きみはもちろん、<音泉>ファミリーだよね?」特別回番組紹介
音泉キング「下野紘」が、音泉ファミリーを招き楽しくトークする番組です。
既に終了している番組ですが、新スタジオ・<音泉>祭り開催を記念して、約2年ぶりの大復活!久々のキングとジュニアのトークをお楽しみ下さい♪好評配信中!
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