新メディアプロジェクト「swing,sing」、本格ジャズに挑戦するメインキャスト5人の独占インタビューをお届け♪ | アニメ!アニメ!

新メディアプロジェクト「swing,sing」、本格ジャズに挑戦するメインキャスト5人の独占インタビューをお届け♪

ジャズを題材に少女たちの青春を描く新メディアコンテンツ『swing,sing』の1stイベントが5月29日に開催された。

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  • 『swing, sing』(C)swing, sing Project (C)ISARIBI All Rights Reserved.

ジャズを題材に少女たちの青春を描く新メディアコンテンツ『swing,sing』の1stイベントが5月29日に開催された。

本作品は長野の自然に囲まれたカフェ「プリムローズ」を舞台に、都会から転校してきた八乙女菫(やおとめ すみれ)が、1人でカフェを切り盛りする百瀬百々(ももせ もも)と出会うことで物語が動き出す。物語の中心となるのは5人の女子高生で、彼女たちはカフェに集い、ゆっくりと流れる時間の中で音楽を楽しんでいく。

イベント前に、イベントに出演する5人の声優、二ノ宮ゆい、廣瀬千夏、田口華有、大橋彩香、田所あずさに個別インタビューを実施。自身が担当するキャラクターの魅力やレコーディングの思い出、この作品で挑戦したことなどについて聞いた。

『swing, sing』

[文・取材=杉本穂高 撮影=Fujita Ayumi 撮影場所=セルリアンタワー東急ホテル]

■二ノ宮ゆい「菫はクールな女の子。物語が進めば…」


――二ノ宮さんが担当される「八乙女菫」はどんなキャラクターですか?

二ノ宮:クールで中性的な見た目の音楽少女で、ピアノをはじめ楽器はなんでもできるすごい女の子です。横浜で音楽漬けの日々を送っていたんですけど、いろいろあって長野に引っ越してくるところから物語が始まります。

私も彼女みたいなボーイッシュな格好が好きなので、服装の趣味が似ているのが嬉しいです。物語が進めば、彼女のクール以外の一面も見えてくると思いますので、私も音楽と一緒に彼女のいろいろな面を演じてお見せできる日を楽しみにしています。

――ジャズをフィーチャーした本作ですが、二ノ宮さんはジャズがお好きだったんですか?

二ノ宮:私は学生時代、吹奏楽をやっていて、ジャズメドレーを演奏したことはありました。プライベートで積極的にジャズを聴く機会はなかったのですが、意外と日常で聞いたことのあるあの曲がジャズだったのかと改めて発見があります。意外と日常の中でジャズは自然と聴く機会があるので、実は踏み入れやすいジャンルかもと思いました。

――ジャズのほか、本作はコーヒーも重要な要素ですが、コーヒーはお好きですか?

二ノ宮:激甘にしたものなら(笑)。ブラックコーヒーはカッコよくて憧れますけど、まだ飲めないです。

――キャラクターソングの「夢の中へ」のレコーディングはいかがでしたか。

二ノ宮:私がこれまで歌ってきたキャラソンはテンポの速いものが多かったですけど、この曲は本当にゆったりとしたジャズバラードで、誤魔化しがきかないんです。インストも弦楽器が主だし、本当に誤魔化せないぞと思って、何度も練習してレコーディングに臨みました。音域の幅が広くて、最初に低音を出して、その次に一気に高音を出すみたいな感じで、これは試されてるなと思いました。

――全体曲であるテーマソング「Harmony」ハーモニーのほうはどうでしたか。

二ノ宮:ここから物語が始まるという疾走感があってダイナミックなので、歌っていてすごく楽しかったです。

――本作でチャレンジしたいことはありますか?

二ノ宮:一度ピアノを習おうとしたことがあったんですけど、難しくてその時は断念してしまったので、菫の得意楽器でもあるピアノをやりたいのと、吹奏楽ではフルートを担当していたので、フルートの出番があったら挑戦したいですね。

――最後にファンに向けてメッセージをお願いします。

二ノ宮:日常の延長線上にあるコンテンツなので、誰でも入ってきやすいものになると思います。ライブイベントでは非日常感も味わえると思うので、「日常」と「非日常」を一緒に楽しんでいただければと思います。ジャズの生演奏は本当に素晴らしいので、是非体験してほしいです。

■廣瀬千夏「百々は皆が笑顔になれることをいつも考えている」


――本作で廣瀬さんが担当される「百瀬百々」はどんなキャラクターですか?

廣瀬:百々はおじいちゃんのことが大好きで、おじいちゃんが残したカフェを守るためにカフェのオーナーをやっています。まだ17歳なのに、カフェをやることを決めるという、思い切りのいい部分が魅力で、大好きなものを守るためには自分の時間を削ることも厭わない一生懸命な子です。一方で、皆が笑顔になってくれたらいいなと考えている癒し系の女の子でもあります。

――廣瀬さんは、本作に参加が決まる前からジャズには触れていたのですか?

廣瀬:学生時代、吹奏楽部の子と仲が良くて、マーチングにもシンバルで参加したことがあるんですけど、そのために聞いていたことはありました。「シング・シング・シング」とか有名な曲は聞いていましたが、この企画でがっつりジャズをやると言われた時はびっくりして、どうしようと思いました。ジャズは広くて深いジャンルなので、ついていくために頑張らなきゃって思っています。

――この企画が動き出す前に、ジャズに対してどんなイメージを持っていましたか?

廣瀬:小さなバーとかでセッションしているイメージで、ボーカルもフェイク(※音程などに変化を加えて歌うテクニック)を多用するなど、遊び心のある敷居の高いジャンルかなと思っていましたけど、いただいた楽曲では流行りのメロディも取り入れられていて、これは乗れると思いました。

――百々のキャラクターソング「アロマ」のレコーディングはいかがでしたか。

廣瀬:百々ちゃんの可愛らしさに重きを置いて録ってもらった感じです。カフェに入った時に流れている曲というか、落ち着きがあって、笑顔になれるような曲になったと思います。

――全体曲の「Harmony」はいかがでしたか。

廣瀬:「Harmony」のレコーディングを先にやったのですが、いきなりハイレベルな曲が来てドキドキしました。音程の移ろい方が、ジャズのブルーノート作品のような音階の運び方とかアップテンポな部分がすごく難しかったです。楽器のソロパートもたっぷりあって、かなり聴き応えのある本格的な曲だと思います。

――百々は管楽器ならなんでもできるという設定ですが、廣瀬さんはできる楽器はありますか?

廣瀬:百々ちゃんすごいですよね、もはや特殊能力だと思います(笑)。私は小学校時代にシンバルをやっていて、パーカッションもちょっとだけできます。あとは高校3年間キーボードをやっていたので軽い弾き語りはできましたが、今はもう多分できません(笑)。

小学校の時も、本当は管楽器がやりたくてマウスピースで吹く練習もしていたんですけど、その時はまた肺活量が足りずシンバルになったんです。

――本作はジャズのほか、コーヒーとカフェがキーワードですが、カフェの思い出は何かありますか?

廣瀬:コーヒーはミルクたっぷり砂糖なしのカフェラテが好きです。カフェには一人で行って台本の確認とか、いただいたビデオのチェックをすることもあり、よく行きます。あと、カフェに憧れがあったので、高校時代はカフェでバイトしていました。

――では、コーヒーについては詳しい?

廣瀬:そこまで詳しくありませんけど、いつか自分のブレンドを出してみたいです。キャラクターオリジナルのブレンドもいいかもしれないですね。百瀬ブレンドみたいな(笑)。

――最後にファンに向けてメッセージをお願いします。

廣瀬:ジャズは、私も取っつきにくいと思っていたので、皆さんもそう思われているかもしれません。このプロジェクトを通してジャズを身近に感じていただけたら幸いです。皆さんと一緒にカフェ「プリムローズ」を盛り上げていきたいので、応援よろしくお願いします。

■田口華有「日葵はムードメーカーでいつも明るい女の子」


――田口さんの担当される朝比奈日葵はどんなキャラクターですか?

田口:百々と幼馴染で、前向きでその名の通り太陽みたいに明るい子です。そこにいるだけで皆を明るくできるようなムードメーカータイプの女の子ですね。メインの5人の中で特技が唯一楽器じゃなく料理なので、楽器はできないところからスタートします。

――田口さんはジャズには詳しかったのですか?

田口:実はこれまで全然触れてこなかったので、私にとって新しい挑戦です。未知の世界なので、楽しみでもありプレッシャーも感じています。

――朝比奈日葵のキャラクターソング「SweetButter」のレコーディングはいかがでしたか。

田口:私で本当に大丈夫かなと震えながら現場に向かいました。日葵らしく明るく楽しい雰囲気で、しかもジャズを歌うのは本当に難しくて、お腹が痛くなりました(笑)。普段のレコーディングとは違い、バンドの生演奏で収録させていただいたのですが、一回ごとにニュアンスが全然違うし、毎回ノリが変わるので、いろいろな表現ができて楽しくもありました。

――全体曲の「Harmony」はいかがでしたか?

田口:本当にカッコいい曲ですよね。キャラクター全員個性のある歌い方で、それがひとつになってすごく素敵です。楽器のソロパートもたくさんあるので、生演奏ではまた全然違った聞こえ方をすると思います。

――本作の舞台はカフェですが、田口さんはカフェにはよく行かれますか?

田口:私は実は、コーヒーが飲めないのでカフェにはほとんど行かないんです。地元が群馬なのですが、群馬にはカフェがほとんどないんですよ(笑)。スタバはあってもドライブスルーくらいで。だから、カフェに入る習慣自体がないんですけど、周りの友達はよく行くらしくてオシャレだなぁって思ってます(笑)。

――本作にはいろいろな楽器が登場しますが、好きな楽器はありますか?

田口:私自身、日葵と一緒で楽器はできないのですが、小さい頃に打楽器をやっていたので、ドラムやパーカッションに興味あります。

――最後にファンに向けてメッセージをお願いします。

田口:ジャズというジャンルは、アニメ系コンテンツではあまり扱われてこなかったので、皆さんにとっても、私にとっても新しいジャンルだと思うので、新鮮で世界も広がるはずです。ジャズのセッションは一度とて同じものがない“生きたモノ”なので、是非これからのライブイベントにも遊びに来てほしいです。

■大橋彩香「天羽友梨はプライドが高いけど、根は優しい女の子」


――大橋さんが担当する天羽友梨はどんなキャラクターでしょうか?

大橋:エリートでプライドがちょっと高いけど、根はすごく優しい子です。吹奏楽部の部長をやっていて、リーダー気質な面があり、皆を引っぱっていくタイプですね。

――アニメ系コンテンツでジャズを扱うのは珍しいと思いますが、このプロジェクトについて聞いた時はどう思いましたか?

大橋:攻めてるなと思いました。ジャズに接する機会を持つ人は多くないと思いますし、アニメなどと組み合わせることで、いろんな人に親しみやすいものになるといいなと思います。私もあまりジャズには触れてきませんでしたが、通っていたドラム教室の先生がジャズドラムを専門にしている人だったので、教室の発表会などで先生がよく披露してくれました。ロックのドラムと全然違うので、叩き方ももっと繊細な感じで難しそうな印象を持っています。

――本作はジャズのほか、コーヒーとカフェも大切な要素になりますが、大橋さんはカフェにはよく行きますか?

大橋:現場の合間のちょっと空いた時間に行きますね。10分くらいしかなくても行ったりしていますよ。コーヒーはあまり飲まなくて、紅茶やロイヤルミルクティーをよく飲みます。あと、カフェのパスタが好きなので、ご飯を食べにも行きます。

――天羽のキャラクターソング「銀色メロディ」のレコーディングはいかがでしたか。

大橋:キャラクターとして歌うか、本人の声で歌うかで悩み、最初は本人っぽく歌ってみたんですけど、最終的にはキャラクターに寄せていく感じになりました。「銀色メロディ」はフュージョン系の曲で、天羽のキャラクターを伸び伸びと表現している曲になったと思います。リズムにギミックがあったり、どこで息継ぎしていいのか最初はわからなくて難しかったですが、とてもいい曲になったのでたくさん聴いてほしいです。

――全体曲の「Harmony』のほうはいかがでしたか。

大橋:最初に「Harmony」を録ったのですが、すごい攻めた本格的な曲で驚きました。ジャズが好きな方にも、このプロジェクトの本気度が伝わるんじゃないでしょうか。

――最後にファンに向けてメッセージをお願いします。

大橋:ジャズをあまり聴いたことがない人もいると思いますが、これをきっかけにジャズを楽しめるようになってくれると嬉しいです。このプロジェクトはいろいろな可能性あると思うので、これから応援していただけると嬉しいです。

田所あずさ「瑠璃はミステリアスな雰囲気の子です」


――田所さんが担当される風祭瑠璃はどんなキャラクターですか?

田所:寡黙でちょっとミステリアスな雰囲気のある女の子で、皆でいるより一人でいるほうが落ち着くというタイプのクールな女子です。

――ジャズをフィーチャーした企画は珍しいと思いますが、本企画について聞いた時どう思いましたか?

田所:すごく新しい試みだと思いました。私もジャズに興味があったので、この機会に歌わせてもらえるのは光栄です。気になってはいたけど、これまで手を出していなかったジャンルなので、新しいジャンルにワクワクしています。

――風祭のキャラクターソング「廻り」のレコーディングは、田所さん的には普段とは異なる感覚があったのでしょうか。

田所:ジャズということを意識しすぎずにキャラクターを表現するつもりでやりましたから、そこまで違いは感じなかったですね。ただ、「これは推し曲です」とレコーディングの時に言われたのでプレッシャーはありました。めちゃくちゃ良い曲ができたんだって、熱心におっしゃるので、本当に大事にされてるのが印象的でした。

――全体曲である「Harmony」はいかがでしたか。

田所:難易度の高い曲で大変でしたけど、すごく好きな曲調だったので楽しくレコーディングできました。

――ジャズとカフェを中心とした作品ですが、田所さんはカフェにはよく行きますか?

田所:仕事前によく寄ります。最近はコロナでテイクアウトすることが多かったですね。

――このプロジェクトで挑戦したいことなどはありますか?

田所:私もキャラクターについてもっと深く知りたいので、ライブだけじゃなく、アニメとかボイスドラマなどで演じられる機会が増えると良いなと思っています。そうすると、私も皆さんも今よりもっとキャラクターのことが好きになれると思うので。

――今後の展望も含めて、ファンの方にメッセージをお願いします。

田所:私と同じく、この作品をきっかけにジャズの世界に入ってきてもらえると嬉しいです。ジャズはオシャレなイメージがありますけど、皆さんに新しい趣味を見つけてほしいという思いで企画された面もあると思いますから、少しでも気になったら、この作品に触れてもらって、ジャズの世界を知っていただけたらと思います。

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5人が出演した1stイベント「What A Wonderful Music World」の模様はこちらの記事でレポートしているので気になる人はチェックしてほしい。

本作では、この5人のほかにも続々新キャラクターが登場予定。イベントでは早くも、風祭朱美(CV:朝ノ瑠璃)瀬戸明日葉(CV:Machico)が新規に追加されることが発表された。今後の展開も要注目だ。


ジャズ×ガールズ新プロジェクト「swing, sing」1stイベントがジャズクラブで開催!【レポート】
(C)swing, sing Project (C)ISARIBI All Rights Reserved.
《杉本穂高》
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