「ガガガ文庫」発のジュブナイルSF『夏へのトンネル、さよならの出口』の劇場アニメ化が決定。2022年夏の公開を予定していることがわかった。あわせて原作者の八目迷からコメントも到着した。
『夏へのトンネル、さよならの出口』は、“中に入ると歳を取る代わりに欲しいものが手に入る”「ウラシマトンネル」という都市伝説にまつわる、ひと夏のボーイミーツガールを描くジュブナイルSF。過去に最愛の妹を亡くし欠落を抱えて生きる主人公と、ある悩みを持つ転校生の少女が、「ウラシマトンネル」から互いの“欲しいもの”を手に入れようとする、という物語だ。
原作ライトノベルは2019年の「第13回小学館ライトノベル大賞」において、ガガガ賞と審査員特別賞のW受賞を果たしている。
2022年夏の公開を予定している劇場アニメは、『アクダマドライブ』や『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION絆』を手掛けた田口智久監督のもと、アニメーション制作を『映画大好きポンポさん』のCLAPが担当する。今後の続報を楽しみに待ちたい。
<以下、コメント全文掲載>
【原作著者・八目迷】
『夏へのトンネル、さよならの出口』は、過ぎていく時の流れに焦燥感を覚えながら、一心不乱にキーを叩いて生まれた物語です。当時の胸を焼かれるような思いが、こうして一本の映画を作り上げることになるとは、夢にも思っていませんでした。田口監督をはじめ、スタッフの皆様が情熱をもって制作に臨んでくれています。いち観客としても、映画の完成が楽しみでなりません。
著:八目迷 イラスト:くっか
定価672円(税込)発行 小学館