「鬼滅の刃」花江夏樹らキャスト陣が集結! 新作“遊郭編”のアフレコ秘話も【AnimeJapan 2021】 | アニメ!アニメ!

「鬼滅の刃」花江夏樹らキャスト陣が集結! 新作“遊郭編”のアフレコ秘話も【AnimeJapan 2021】

アニメ『鬼滅の刃』のステージイベントが、オンライン開催となった世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2021」内で3月27日に実施された。花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、日野聡、小西克幸が登壇しトークを繰り広げた。

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『鬼滅の刃』ステージ終了後集合写真(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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アニメ『鬼滅の刃』のステージイベントが、オンライン開催となった世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2021」内で3月27日に実施された。
竈門炭治郎役の花江夏樹、竈門禰豆子役の鬼頭明里、我妻善逸役の下野紘、嘴平伊之助役の松岡禎丞、煉獄杏寿郎役の日野聡、宇髄天元役の小西克幸が登壇しトークを繰り広げた。

「繋(Connect)GREEN STAGE チャンネル」のラストを飾った本ステージは、『鬼滅の刃』にとっては2月14日に開催された「鬼滅祭オンライン」以来の声優登壇イベントだ。
冒頭、花江と鬼頭は礼儀正しくあいさつしたものの、下野、松岡、日野は担当キャラクターを思わせる賑やかなあいさつで笑わせる。これに花江が「今日は大人な流れでいくって決めたじゃないですか」とツッコミを入れてスタートした。

イベント前半、間もなく公開から半年というタイミングの「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」に関するトークは、「見どころ」というテーマで始まった。

見どころに「夢の中」と答えた花江は、本作の敵となる魘夢に夢を見せられた際、そこから覚醒するための炭治郎の行動が印象的だったとして、「家族を思う、禰豆子を人間に戻したい、鬼舞辻無惨を許さないといった気持ちが強くあった炭治郎だからこそ」とコメント。
「一連の流れは何度見ても心にグッと訴えかけてくる。すごく尊敬できる男だなと思います」とも語った。

見どころに「伊之助のギャン泣きシーン」を選んだ下野は、アフレコの時からここが感動するシーンになると思っていたとして、「(収録の最中に)松岡の、伊之助のギャン泣きの気持ちというものに引きずられたというか、思い入れがある」と言及。
「“ここからつらい戦いがあって、立ち上がって、これからも戦い続けなければいけない”という思いとともに、あんなにオラオラしていた伊之助がここまでギャン泣きしながら自分を奮い立たせようとしている姿に感動しました」と振り返る。

また下野は「実際に劇場で見た時もボロボロ泣いた」らしく、松岡の真に迫るギャン泣き芝居にあまりに感動したことから、「(松岡に)2回くらいメールを送っている気がする」との裏話も披露。
下野はアフレコ後、劇場での鑑賞後と繰り返し「あそこよかったよ」と称賛したそうで、これに「あそこは振り切っちゃいましたね」と応じた松岡は「“(喉が)これ以上いったらヤバい気がする、けど行かないとダメでしょここは、ここで喉が終わっても別に俺は構わない”という気持ちがあった」と明かした。

このほか「今だからこそ話したいこと!!」というテーマでのトークでは、「皆さんに聞いてみたいこと」として鬼頭が出した「家での練習」の話題も盛り上がった。

鬼頭いわく「『鬼滅の刃』は叫ぶセリフが多い。本気でやらないといけないシーンが多いけれど、自宅ではどんな風にチェックしているのかなと気になって」といった疑問だったが、これにはまずは花江が「やる時もあるけど、“最初に出た音が一番いい”という気持ちから『無限列車編』ではあまりやらなかった」と回答する。

一方、「出してた」という日野は「“うまい!うまい!”言ってた」と笑わせた。これに花江が「ギャグっぽいシーンのほうが、どちらかというと練習しちゃう」と続くと、他のキャストも同調する。
下野の「最終確認でデカい声を出すと、たまに窓が開いていたり」という失敗談に続いて、松岡からは「自宅で本域で出さないところと、現場で本域で出したところでは、ブレス(息継ぎ)の位置が変わってしまう。実際にやってみないとわからない」といった声も上がり、“口パク”を合わせてアニメーションを制作するufotableの画づくりなどにも話がおよんだ。

イベント後半、2021年のTVアニメ化がアナウンスされている「『鬼滅の刃』遊郭編」に関するトークに入るところで、同編でメインキャラクターのひとりとなる宇髄天元役の小西が加わった。

小西はまず、「遊郭編」の第1弾PVを見た感想を聞かれ「めちゃくちゃ綺麗ですよね。音楽もいいし、期待をどんどん煽ってくる。早くオンエアが見たい」とコメント。
また、普段は「アニメを見た」と言ってこない親からもメールがあったそうだが、作品タイトルを「カバツノヤエバ」と間違えられていたというエピソードも披露した。

「遊郭編」は、放送に向けて既に収録がスタートしているとのことで、トークは「アフレコ現場でのエピソード」というテーマで進行する。

話題の中心となった小西は、これまでは天元役としてあまり他キャストと絡むシーンがなかったと前置き、「スタジオでガッツリ絡めることが非常に楽しい。順番に受け継いできたものがあるので、テンションも上がり気合いが入る。緊張と、楽しもうという気持ちでやってます」とコメント。
現場は熱量がすごく“大きい声大会”になっているとして、「(『鬼滅の刃』は)人の生き死にだったり、思いというものをすごく丁寧に描いている。その熱量、魂をぶつけてきたりするので、アフレコするのが楽しい」とも述べる。
また下野は、小西演じる天元の“叫びの熱量”には「善逸に近いものを感じる」そうで、“言い合い合戦”のように掛けあっていると「いいシンクロ具合になっている」と明かした。

イベントではこの後、制作進行中の「遊郭編」から本編映像の一部が公開され、音のない箇所には松岡や下野がアドリブで声を吹き込む一幕も。
最後のあいさつでは、日野が「『無限列車編』も間もなく終着駅。これからは派手派手で頼もしい男が炭治郎たちを導いてくれるので、引き続き『遊郭編』にご期待ください」、小西は「『鬼滅』の脈々と受け継がれている魂を燃やして頑張っていきたい。作中のキャラクターたちはもちろん、スタッフ、キャストともども魂を燃やしてより良い物を届けようと頑張っているので、ぜひともオンエアを楽しみにしていただけたら」とコメントする。

締めでは花江が「『遊郭編』ではさらにパワーアップしたものをお届けできるのでは。いちファンとしてもとても楽しみ。まだ『無限列車編』を見ていない方は、来場御礼入場者特典第6弾も4月3日から配布されるので、ぜひ劇場へ足をお運びください」と呼びかけ、全員の声を揃えた「本日はご視聴いただきまして、誠にありがとうございました!」でステージの幕が下ろされた。

「AnimeJapan 2021」アニメ「鬼滅の刃」ステージ
出演者
花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、日野聡、小西克幸

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
絶賛公開中
TVアニメ「鬼滅の刃」遊郭編
2021年アニメ化決定

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
《仲瀬 コウタロウ》
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