同イベントは1985年の初開催から数えて2020年で35年の歴史を数えます。同日は当日版権を得たディーラーが、そのスタイルや精神性を込めて制作したガレージキット(造形物全てを含める)を展示・販売していました。版権元と関係なく、オリジナルの制作物を用意したディーラーも毎回多く、思いの強さを込められているのを目の当たりにすることができます。
アニメ!アニメ!では多角的に同イベントを取材。本稿ではオリジナルのガレージキットを展示・販売していたブースを紹介します。全ての写真をご覧いただく場合は、ギャラリーへお進みください。
■Witch Glinde
なんと自ら考えた「魔女」の物語をモチーフにし、小説の世界に登場するアクセサリーなどを展示・販売していタノがこちらのブース。


小説は現在3巻まであり、内2冊は執筆を依頼したものでしたが、3巻は自ら書いたものです。さらに、1、2巻も現在自らがリメイク中らしく、あふれんばかりの作品愛を見せてくれました。




■クレイマン

メンバーは不特定多数の造形集団「クレイマン」は生き物やメカなどの創作物を展示・販売。

可動領域や耐久性を追求した結果、ネジを多数使った現在の造形スタイルに辿り着いたとのこと。会場では、兎モデルの「キネ」と「ウス」が特に人気を集めていたそうです。



■4kine-8
こちらのブースでは、当日版権を得た作品と同じくらい、オリジナルの制作物を展示・販売。組み立て前のもの、組み立て後塗装済みの物と2パターン選んで購入できる作品が多かったです。


オリジナルだとメカ系の作品を制作することが多いそうですが、プールから上がった競泳水着の女性を作りたかったという「1/20スプラッシュガール」に代表されるように、好奇心から日常の一瞬を切り取った作品のインパクトが大きかったです。


撮影:乃木章(@Osefly)