「海獣の子供」芦田愛菜、米津玄師の主題歌を聞いた感想は?完成報告会見レポート | アニメ!アニメ!

「海獣の子供」芦田愛菜、米津玄師の主題歌を聞いた感想は?完成報告会見レポート

2019年6月7日に公開を控えた映画『海獣の子供』の完成報告会見が、5月9日に帝国ホテルにて開催。

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『海獣の子供』完成報告会見(C)2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会
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  • 『海獣の子供』予告編第2弾 場面カット(C)2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会
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2019年6月7日に公開を控えた映画『海獣の子供』の完成報告会見が、5月9日に帝国ホテルにて開催。会見には、芦田愛菜、石橋陽彩、浦上晟周、森崎ウィン、田中泯、渡辺歩監督が登壇し、アフレコ時のエピソードや米津玄師の主題歌「海の幽霊」が収められた予告編第2弾について感想を語った。

『海獣の子供』予告編第2弾 場面カット(C)2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会
『海獣の子供』の原作は、漫画家・五十嵐大介による初の長編作。“14歳の少女”と“ジュゴンに育てられた二人の兄弟”とのひと夏の出逢いを、圧倒的な画力とミステリアスなストーリー展開によってエンターテインメントへと昇華させた名作だ。
映画本編では、原作が持つ[海の中で感じる静けさと荒々しさ]や[海の匂い]を、スクリーンから溢れだすほどの“映像”と“音楽”に詰め込み、観る者全てを呑み込んでいく。

映画『海獣の子供』は、2019年6月7日より全国ロードショー。

<以下、コメント全文掲載>


【安海琉花役:芦田愛菜】


ーー完成した作品を見て

映像がとても綺麗で、水の表現がダイナミックで躍動感があって、水が生きているみたいだなと感じました。その映像に音楽が加わることで、お互いがお互いを引き立て合って、作品に命を感じました。

ラストの30分は私自身色々なことを感じて考えました。生命の起源や神秘などが描かれていて、明確な答えの出ない作品ですが、その時、身体全体で感じたことを大切にしていただきたいです。

ーーアフレコについて

監督が同じブースにいて、隣でディレクションしてくれました。監督とお話ししながら琉花というキャラクターが形作られていき、演じやすかったです。

ーー予告編第2弾や米津玄師の主題歌「海の幽霊」について

米津さんの曲は歌詞が好きで、よく聞いています。今回主題歌とお聞きして、びっくりしましたし、とても楽しみでした。映画の中で、田中さん演じるジムの「人間は言葉にしないと思っていることの半分も伝えられない」と言う言葉が印象的で、米津さんの主題歌にも「大切なことは言葉にならない」というフレーズがあり、私自身も世の中には言葉にできないことはたくさんあるけれど、それを言葉にするより、その時感じたことそのものを心に留めておくことが大切だとこの映画を通して思ったので、米津さんの曲はすごく心に響きました。

【海役:石橋陽彩】


ーー完成した作品を見て

言葉では表現しきれない感覚になりました。頭で考えるより、心で感じる作品だと思います。風や海の匂いを感じたり、風景がとても素敵です。「海」と琉花が一緒に歩きながらソフトクリームを食べるシーンが好きで、「甘~い」というセリフに「海」の可愛らしさが出ています。

ーーアフレコについて

ここは「海」は明るく言うんじゃないかと思っていたセリフを「もっとトーンを変えてみたら」との監督のアドバイス通りにやってみると、僕が演じているのですが、「海」が本当にしゃべっているのではないかと、よりしっくりと感じました。

【空役:浦上晟周】


ーー完成した作品を見て

後半は宇宙の神秘や生命の誕生など、壮大に膨らんでいくのですが、完成した作品を観た後は、久石さんの迫力のある音楽とキレイな映像に圧倒されて言葉が出ませんでした。先日、海を通りかかったときに、ここで実際に映画で観た“祭り”が行われているのではないかと感じました。

壮大なテーマですが、日常で起こっているようなリアリティーもあると思います。後半の大きな山場でもある、“誕生祭”のシーンが好きで、原作の漫画も絵だけで迫力があってページをめくる手が止まらなかったのですが、映像になったときに、映像美や迫力はもちろんですが、久石さんの音楽にも圧倒されました。

ーーアフレコについて

アニメ声優は初挑戦だったので不安でしたが、監督が隣にいてくれて安心感がありました。「空」は何を考えているか分からないキャラクターですが、アフレコ前に監督とお話しして、大人びていたりつかみどころがない役でしたが、「ここはもう少し少年っぽく」など、芝居の自由がきく演出をしてくれました。

【アングラード役:森崎ウィン】


ーー完成した作品を見て

完成した作品を観た時は、頭にキレイな「?」が浮かびました。こんなに考えさせられる、想像させられる作品はないと思います。でも押し付けられている感じはなく、想像の自由を与えてくれている作品だと感じました。劇場で見ないと損です!映像美と音楽の奥行きを劇場で体感して欲しいです。

ーーアフレコについて

声の仕事は別の世界だと思っていました。実際にやってみるととても難しかったです。田中さんと一緒にアフレコしたのですが、大先輩なので緊張して、とにかく震えていました。監督と二人三脚で役を作り上げていく経験は楽しかったです。

【ジム役:田中泯】


ーー完成した作品を見て

原作を読んで、自分の中の好奇心が動きました。小さな時から持ち続けているたくさんの好奇心が、笛を吹かれて大集合した感覚になりました。完成した映画を観て、この作品に関わり、そして、このような場に呼んでいただけて、本当に嬉しく、ほろほろと泣くような気分です。

ーーアフレコについて

ヘッドホンから聞こえる自分の声を聞き、さらに声を出す。自分の身体を忘れて、声と空間だけになっているような、海の中にいるような感覚になりました。森崎さんの声と合わさっていく感覚は、言葉が戦っていなくて、楽しかったです。

【渡辺歩監督】


ーー完成した作品を見て

企画から完成に5年近くかかり「完成するのか?」と思いながら作りました(笑)キャスト・スタッフ一同、心を込めて描き切り、演じ切りました。音楽は、もともと久石さんの大ファンだったので、ダメ元でオファーしました。作品の世界に共感してくれて、新しい形の映画音楽を作り上げていただきました。音楽にも注目していただきたいです。

ーー予告編第2弾や米津玄師の主題歌「海の幽霊」について

全体的な映画音楽は久石さんが作ってくれて、最終的に、映画を総括する主題歌、キャラクターのその時における帰結点を代弁できるものが欲しいと思っていました。米津さんはもともと原作を読んでくださっていたので、非常に作品に対して親和性の高い楽曲を作っていただきました。

「大切なことは言葉にならない」、言葉にならないことは「無い」ことではない、そこを的確に表現できる唯一のアーティストが米津さんだと思っています。

映画『海獣の子供』 6月7日(金)全国ロードショー
【キャスト】芦田愛菜 石橋陽彩 浦上晟周 森崎ウィン
稲垣吾郎 蒼井 優 渡辺 徹 / 田中泯 富司純子
【監督】渡辺 歩 【音楽】久石譲 【主題歌】米津玄師「海の幽霊」
【アニメーション制作】STUDIO4°C 【配給】東宝映像事業部


(C)2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会
《MoA》
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