「声優紅白」平野綾、小松未可子、豊永利行ら総勢22人が出演! コラボ歌唱&サプライズゲストも | アニメ!アニメ!

「声優紅白」平野綾、小松未可子、豊永利行ら総勢22人が出演! コラボ歌唱&サプライズゲストも

中田譲治が発起人となった「声優紅白歌合戦 2019」が、4月14日に舞浜アンフィシアターにて開催。男女18組が出場し、熱戦を繰り広げた。

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中田譲治が発起人となった「声優紅白歌合戦 2019」が、4月14日に舞浜アンフィシアターにて開催。男女18組が出場し、熱戦を繰り広げた。

本家・紅白歌合戦と同じく、出場者は紅組(女性)と白組(男性)に分かれ1曲ずつ歌唱。最終的にどちらの組がよかったか、観客が判定する。
紅組は、井上喜久子、井上ほの花、岩男潤子、笠原弘子、小松未可子、中川翔子、日高のり子、平野綾、横山智佐。
対して白組は、井上和彦、内田直哉、大塚明夫、黒田崇矢、関智一、武内駿輔、豊永利行、平川大輔、堀内賢雄だ。

開演時間になり中田が軽快な挨拶をすると、総合司会の諏訪部順一と植田佳奈が上記出場者を呼び込みステージにズラリ。
アーティストが登場するたびに、客席からは歓喜の声が上がった。


赤と白のライトに照らされ熱気あふれるなかステージが開幕。
1組目は平野の「God knows…」と発表されると、客席からは特大の歓声がわき起こり、ペンライトは一面赤に。これを受け、黒とゴールドの衣装に身を包んだ平野は、強い歌声を会場中に響きわたらせた。

平野綾
そんな平野に対する武内は、「母の影響を受けた」と生まれるはるか前の楽曲「銀河鉄道999」をカバー。
第一声が発せられると、その重厚さにどよめきが起こるほどだった。

武内駿輔
その後のMCでは、トップバッターの平野が思いを吐露。「声優としての私を知っていただく大事な作品だったので、そのときの気持ちを想い出しながら」と感慨深げに明かした。

2組目は、大塚と岩男。先攻・大塚は、イスに浅く座り「昭和ブルース」をしっとり披露した。生歌を披露する機会が少ない大塚だが、その貫禄は見事。観客は圧倒されつつも耳に刻み込んでいた。

大塚明夫
そんな大塚に対する岩男は、せり上がったセンターステージから登場し「手のひらの宇宙」を披露。一音一音を確かめるような強く儚い歌声で、幻想的ともいえる雰囲気を作り上げた。

岩男潤子
そして3組目の堀内は、恋愛シミュレーションゲーム『アンジェリーク』で自身が演じたオスカーのキャラクターソング「愛としか呼べない」で勝負。
円形ステージの中央に立ち、オスカーらしい甘い歌声で観客を酔わせた。

堀内賢雄
対する井上喜久子は水色のドレスで「Shooting Star」を歌唱。優しく柔らかな歌声で会場を包み込んだ。
ともに曲中にセリフが入った楽曲であったため、披露されるたび「ヒュー」と歓声が上がった。

井上喜久子
白組・平川は『Free!』竜ヶ崎怜のキャラクターソング「水中飛行論における多角的アプローチ」を披露したことで、本日初の紫(怜のイメージカラー)のペンライトが光り、激しく揺れた。メガネをかけてクイッと上げる仕草を見せるなど、怜を意識した場面が多く観られたのも印象的だ。

平川大輔
紅組・井上ほの花はいきものがかりの「ブルーバード」をカバーし、パワフルな高音を響かせたほか、終盤では母・喜久子と親子共演も見せた。
この曲は本番までほのかが先導する形でみっちり練習したそうだ。

井上ほの花
井上ほの花、井上喜久子
中田の影ナレからはじまった歌唱コーナーは、大塚、黒田の「チャンピオン」。日高、中川の「トップをねらえ!~Fly High~」、岩男と平野の「創聖のアクエリオン」、井上、内田、堀内の「桜」が披露された。
「チャンピオン」では、高身長の2人がシャドーボクシング、「トップをねらえ!」は2人の熱いハグなどパフォーマンスが楽しい。今回限りであろう貴重なコラボに、熱気が高まるばかりだった。

大塚明夫・黒田崇矢
日高のり子、中川翔子
ちなみに「桜」披露前には小山力也によるビデオメッセージがあったが、前置きの長さに中田が「1分でってお願いしたのに!」と困惑。
井上と内田はたまらず水を飲みにハケたが、ビデオメッセージを送るまでの経緯を落語のように語り始めたため、水を飲み終わり戻ってきてもなお終わらなかった。

熱戦は早くも中盤。ここでは、笠原と黒田が登場した。
赤と緑のペンライトが揺れたのは、笠原の「コンディション・グリーン~緊急発進~」。和装にメガネというスタイルでステージを縦横無尽に駆け回り「後半戦も盛り上がっていきましょう!」とあおった。

笠原弘子
続く黒田は、自身が組んでいるバンド「黒田崇矢 & Goodfellas」の楽曲「必ず景色は変る」で激しいサウンドに渋い声を乗せ世界に引き込んでいた。
しかし黒田は自分だけアニメに関わる曲でないことが気になった様子。「ちょっといいかな?」と、彼の代表作である某ゲームキャラクターをその場で演じてみせ、大歓声を受けていた。

黒田崇矢
横山の「ゲキテイ(檄!帝国華撃団)」は、出演していた日高と井上喜久子をバックダンサーに据えた贅沢なステージ。
観客も全力でこれに応え、サビの「走れ!」は横山の声に観客の声も重なり会場に大きく響きわたった。

横山智佐
続く関は「戦闘男児~鍛えよ勝つために~」で強く勇敢な声をとどろかせた。「マントが赤(紅)だから」と右半分だけ身につけ、曲中のセリフを紅白仕様にするなど、どんどん飛び出すサービス精神は見事。

関智一
途中『機動武闘伝Gガンダム』で関が演じるドモンの師匠、東方不敗マスター・アジア役の秋元羊介が曲中のセリフを掛け合うためだけに数秒登場するサプライズもあり、横山に続いて見どころの多いステージとなった。

秋元羊介
終盤戦となる7組目は同世代の勝負。小松と豊永が自身名義の楽曲を披露した。
「Maybe the next waltz」を歌唱した小松は、白いドレスに赤いポイントウィッグという、紅白を意識したスタイルと高い歌唱力で圧倒。

小松未可子
豊永は、自身が作詞作曲した「Day you laugh」で後攻に。軽やかに舞いながら全身で歌い、観客を釘付けにしていた。

豊永利行
8組目先攻の中川は、本家紅白歌合戦でも披露した代表曲のひとつ「空色デイズ」を歌唱。
ステージ慣れしている彼女だけに盛り上げ上手で、オイコールがたびたび響きわたった。さらに「右手挙げて!」「みんなでいくよ!」と声をかけ一体感を生み出す場面もありパワフルなステージとなった。

中川翔子
さらにその後の内田は「ああ電子戦隊デンジマン」で対抗。勝杏里と飯島肇を従え披露。
熟練の歌声と「白組を応援してよー!」というコールで観客のテンションを上げた。

内田直哉
ラスト9組目は日高と井上。日高はバックコーラス・井上親子とともに「ハート ないしょ/2」を披露。「一緒に歌ってくれますか?」と観客にもコーラスを頼み、会場全体で大いに和んだ。

日高のり子
そして大トリは、井上の「誰がために」。オレンジの照明に照らされ情熱的に歌い上げた。これには観客も興奮。井上が「サビのはじまりが聞こえなくなっちゃった」と言うくらい、観客からは大きな歓声と拍手が響いた。

井上和彦
結果発表では、観客がかざした紅白うちわをバードウオッチングクラブのメンバーが確認。集計の結果、第1回の栄光を勝ち取ったのは白組となった。
中田からトロフィーを受け取った諏訪部が感謝を伝えたほか、中田自身も「僕の夢を叶えてくれてありがとう」と心をこめた。

最後に、TVアニメ『NARUTO』のオープニングテーマであるFLOWの「GO!!!」を全員で歌唱すると、会場は揺れるほどの大盛り上がり。
さらに、今回のステージをファミリー劇場での放送することと、次回「声優紅白 2020」の開催を発表し、「声優紅白歌合戦 2019」は興奮のなか幕を閉じた。



声優紅白歌合戦2019 4/14(日)セットリスト
M01 God knows… 平野綾"
M02 "銀河鉄道999 武内駿輔"
M03 "昭和ブルース 大塚明夫"
M04 "手のひらの宇宙 岩男潤子"
M05 "愛としか呼べない 堀内賢雄"
M06 "Shooting Star 井上喜久子"
M07 "水中飛行論における多角的アプローチ 平川大輔"
M08 "ブルーバード 井上ほの花"
M09 チャンピオン 大塚明夫・黒田崇矢
M10 トップをねらえ! ~Fly High~ 日高のり子・中川翔子
M11 創聖のアクエリオン 岩男潤子・平野 綾
M12 桜 井上和彦・内田直哉・堀内賢雄
M13 "コンディション・グリーン~緊急発進~ 笠原弘子"
M14 "必ず景色は変わる 黒田崇矢"
M15 "ゲキテイ(檄!帝国華撃団) 横山智佐"
M16 "戦闘男児~鍛えよ勝つために~ 関智一・秋元羊介"
M17 "Maybe the next waltz 小松未可子"
M18 "Day you laugh 豊永利行"
M19 "空色デイズ 中川翔子"
M20 "ああ 電子戦隊 デンジマン 内田直哉(コーラス:勝杏里・飯島肇)"
M21 "ハート ないしょ/2 日高のり子"
M22 "誰がために 井上和彦"


(C)2018 「声優紅白歌合戦」実行委員会
《松本まゆげ》
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