■リョウ以外にも個性的なキャラクターが多数!
この作品を語るうえで外してはいけないのが、ヒロイン・槇村香の存在だ。
リョウの親友・槇村秀幸の義妹。兄が麻薬組織に殺害されたことを機にリョウの新たな相棒となる。
美人でありながらも、リョウが唯一“もっこり”しない女性。劇中では、依頼人に手を出すリョウに“100tハンマー”で殴るなどの天誅を加えるのが定番パターンとなっている。
この香、かなりの鈍感。天誅を加えるほど、リョウと美女の絡みにヤキモチを焼いたりするくせに、それが恋心だとは気付いていない。
さらに、リョウが香に対して愛の言葉のようなものをささやいても、自分のこととは思わず他の女性のことだと曲解する。それと同様に、リョウ以外の男に迫られても気付かないという、かなりのクセ者だったりする。
今回の劇場版でも香に好意を寄せる男性が登場するということで、リョウと香の仲がどうなってしまうのか、要注目だ。
さらに、リョウと互角の凄腕を持つ同業者・伊集院隼人も忘れてはならない存在だ。
通称・海坊主またはファルコンと呼ばれており、リョウと互角の凄腕を持つ同業者だ。
海坊主というあだ名はリョウが付けており、それはその外見によるもの(丸坊主)。
さらに、その外見に似合わずピュアなのも大きな特徴。女性に言い寄られたり、また他人がイチャイチャしているのを見るとすぐに真っ赤になり、頭から湯気を噴出する。
そんな海坊主のパートナーであるのが、美樹。
幼い頃から海坊主の事を健気に想い続けており、彼を追って来日。作中、その思いが通じて海坊主と結婚している。
■この作品にはなくてはないらないワード「もっこり」「100tハンマー」
香の紹介の時にも出てきた「もっこり」と「100tハンマー」というワードは、『シティーハンター』を見るうえで絶対に忘れてほしくない重要なポイント。
「もっこり」とはその名の通り、リョウが思わずもっこりすることを指す。
美女を前にしたリョウがさまざまなスケベを繰り出すときに必ず口にするので、すぐに意味がわかるであろう……。
そして「100tハンマー」もその名の通りで、香がリョウに天誅する時に使用するアイテム。
この100tハンマー以外にも、電気ショックを与えたり、すまきにしてマンションから吊るすなど、かなり過激な制裁を加えている。
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