2019年冬アニメの注目作は? PVイッキ見イベント「つづきみ」で新作を総ざらい! | アニメ!アニメ!

2019年冬アニメの注目作は? PVイッキ見イベント「つづきみ」で新作を総ざらい!

2018年12月30日に新作アニメのPVを一挙にプレビューするイベント、「僕たちは新作アニメのプロモーション映像を3時間かけて一気観したら どのくらいつづきをみたくなるのだろうか? 」、通称「つづきみ」第10回目が開催された。

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2019年冬アニメの注目作は? PVイッキ見イベント「つづきみ」で新作を総ざらい!
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アニメの“ゼロ話切り撲滅”を目標に、新作アニメのPVを一挙にプレビューするイベント「僕たちは新作アニメのプロモーション映像を3時間かけて一気観したら どのくらいつづきをみたくなるのだろうか? 」、通称「つづきみ」。その記念すべき10回目が、2018年12月30日に開催された。

今回は、2019年1月から放送開始の新作アニメを中心に52タイトルのPVが上映された。
司会は本イベントではお馴染みの吉田尚記アナウンサーとアシスタントの結のふたり。さらに、コメンテーターとして「Anime Now!」編集長のリチャード・アイゼンバイスと、大のアニメ好きアイドル、「=LOVE(イコールラブ)」の野口衣織の2人も登壇し、新作アニメについて熱く語った。


『けものフレンズ2』の出来はいかに


トップバッターは『けものフレンズ2』。吉田は「質感が前作と少し違う」と感じたようで、シリーズ構成・脚本のますもとたくや氏と木村隆一監督がどのように仕上げてきたか注目だ。


これに女性向けなアニメが3本続く。『明治東亰恋伽』『B-PROJECT~絶頂*エモーション~』『W'z《ウィズ》』の3本について、吉田は『明治東亰恋伽』の1話をすでに視聴したそうで、「女子向けと思いきやコメディとして面白かった」と太鼓判。
結は、『B-PROJECT~絶頂*エモーション~』は西川貴教が総合プロデュースである点が気になるようだ。

次に紹介されたのは、『魔法少女特殊戦あすか』と『サークレット・プリンセス』の2本。『どろろ』『HERO MASK』『revisions リヴィジョンズ』がそれに続く。いずれも質の高さを感じさせる映像で、期待の高まる出来栄えだ。

次の『マナリアフレンズ』は、『神撃のバハムート』の世界を踏襲しており、リチャードも期待しているとのこと。
さらに『エガオノダイカ』は、タツノコプロ55周年記念のオリジナル作品で、宣伝担当からの「異世界転生も、ハーレム展開も、水着や温泉回もありません」という硬派なメッセージに会場がどよめいた。

『バミューダトライアングル』からゲスト登場


ここで、次の作品『バミューダトライアングル』からゲストが登壇。島村匡俊プロデューサーとソナタ役の武田羅梨沙多胡が作品を熱く紹介。
本作は『ヴァンガード』シリーズのスピンオフで、マーメイドの村での日常を描くアニメとのこと。武田は大ベテランの井上喜久子と日高のり子のベテランふたりが若手を引っ張ってくれたことを明かした。


さらに『不機嫌なモノノケ庵 續』と『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』の2本が続いて紹介され、『3D彼女 リアルガール』『ドメスティックな彼女』とタイプの異なる恋愛ものがそれに続いた。
『ドメスティックな彼女』は原作どおりのセクシー描写も含まれており期待が高まる。

『上野さんは不器用』『かぐや様は告らせたい』の2本のコメディ作品が続く。その後、野口が原作を「ジャケ買い」したというBL作品『パパだって、したい』のPVが流れ、女性登壇者ふたりは大いに注目していた。
『BanG Dream! 2nd Season』がこれに続き、吉田は「2期への体制がすごい。(ゲーム未履修の人も)今からでも遅くない」とアピールしていた。

『ケムリクサ』1話のEDクレジットをお楽しみに(福原)


続いて、水島努監督の『荒野のコトブキ飛行隊』の紹介後に2組目のゲスト、『ケムリクサ』の福原慶匡プロデューサーが登壇。


福原は「たつき監督の思い入れがすごい。仕掛けがたくさんあるので、Blu-rayを買って何度も観てほしい」とアピール。またたつき監督がひとりで監督、シリーズ構成、演出など多くのポジションを手がけているそうで「1話のエンド・クレジットをお楽しみに」とのこと。

続いては『約束のネバーランド』。吉田はシンガポールのイベントで1話を観たそうだが「会場のざわざわ感がすごかった」そうだ。
野口も、「どんな人生を歩んだら、こんな世界を作れるのか」と原作の魅力を語ってくれた。

『ピアノの森 第2シリーズ』は、残念ながらPVはなかったが、物語が大詰めを迎え期待が高まる。
続いて『ガーリー・エアフォース』『盾の勇者の成り上がり』の2つのライトノベル原作アニメが紹介された。
『ガーリー・エアフォース』はサテライトらしい映像に仕上がっている。「小説家になろう」で3億PVを達成した『盾の勇者の成り上がり』は異世界転生もので、出発数日で裏切られ、全てを失う男の成り上がり冒険譚だ。

続いては、伝説のライトノベル『ブギーポップは笑わない』。リチャードにとって、本作は初めて読んだ日本語ライトノベルだそうで、思い入れもひとしおのよう。
後日談を描いた『ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom』はアメリカでも人気が高いそうで、今回のアニメ化で初めて本編にふれるアメリカ人も多いだろうとのことだ。

続いて、『デート・ア・ライブIII』『聖闘士星矢 セインティア翔』『モブサイコ100 II』と人気シリーズや原作ものが続く。リチャードは、『モブサイコ100』はアメリカでは同じ原作者の『ワンパンマン』より人気が高いそうで、海外でも期待の作品であることを強調した。

続いては、結が「いつかアニメ化するだろうと思っていた」と語るスマホゲーム原作の『グリムノーツ The Animation』。続く『ファイトリーグ』は、逆にアニメ化は予想外だったようで、ゲームの世界観をどうアニメにするのか楽しみだと言う。

『五頭分の花嫁』は、花澤香菜ら人気キャストが5つ子の女子高生を演じる。さらに1期も好評だった『賭ケグルイxx』も新キャラクター10名に人気声優が集結した。

時代の節目となるか『バーチャルさんはみている』


ここから意外性のある作品が続く。『おまるのまるまるお』は夕方放送の1分アニメで、ママを応援するアニメというコンセプト。
『Dimensionハイスクール』は、3次元の実写と2次元のCGアニメを行き来するハイブリッド作品で、2.5次元俳優をメインキャストに起用している。

瀧波ユカリ原作の『臨死!! 江古田ちゃん』は、全12話のエピソードを12人のクセ者監督たちがそれぞれ映像化する。結は、江古田にある日大芸術学部出身だそうで、原作のリアリティを絶賛していた。

意外性あるアニメはまだ続く。『バーチャルさんはみている』は人気VTuberが一同に介する作品。
吉田は、「2018年は有機生命体じゃない共演者との仕事が多かった」と語り、本作は時代の節目になるのではないかとのこと。

続いては、『私に天使が舞い降りた!』。吉田は、「今季、この枠は競争相手がいない、観るしかない」と太鼓判。
『雨色ココアside G』は宣伝担当曰く「3分アニメなのでゼロ話切りする暇もありません」とのこと。
『ぱすてるメモリーズ』はオタク文化が衰退したアキハバラを再び元に戻すために戦う12人の女の子たちの物語。
『えんどろ~!』はありそうでなかったファンタジー世界を舞台にした日常アニメ。『みにとじ』は『刀使ノ巫女』をSDキャラにした5分アニメで、オリジナルを知らなくても楽しめる内容になっているそうだ。

劇場上映ならではの迫力を実現『グリザイア:ファントムトリガー』


ここで3組目のゲストが登場。『グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION』の有坂秋桜里役の井澤美香子と、宣伝担当の跡部泰弘のふたりが作品を紹介していった。


本作は『グリザイア』シリーズの最新作で、『きんいろモザイク』の天衝が監督、キャラクターデザインを『<物語>』シリーズの渡辺明夫が務め、殺し屋として暗躍する美浜学園の少女たちが描かれる。
劇場上映ならではの迫力ある戦闘シーンや重低音などTVでははなかなか味わえない魅力が満載だ。

ここから劇場作品の紹介が続く。『えいがのおそ松さん』、『サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow』、『劇場版シティーハンター』の有名タイトル、櫻木優平監督の『あした世界が終わるとしても』、人気TVシリーズの劇場版『劇場版 王室教師ハイネ』、『劇場版 幼女戦記』、『劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか -オリオンの矢-』、『劇場版総集編 メイドインアビス』が立て続けに紹介された。

リチャードは『幼女戦記』の世界観と悪意ある主人公のキャラクター造形が魅力的だと語り、吉田は『メイドインアビス』をまだ観ていない人がいたら、是非この機会に観てほしいとアピール。
『ダンまち』劇場版は、ヘスティアの例の紐が増えていることに会場がどよめいていた。

3時間に渡った本イベントのラストは、登壇者のトーク。リチャードは『ブギーポップは笑わない』が楽しみだと語り、野口は『パパだって、したい』に是非挑戦してほしいとアピール。
結は、吉田が絶賛する『約束のネバーランド』を観ることに決めたという。登壇者も、それぞれ観たいアニメを新たに発見できたようだ。

最後は、素晴らしい作品を作り続けてくれるアニメ関係者に向けて盛大な拍手で締めくくった。

《杉本穂高》
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