2016年に制定された新しい記念日で、1996年11月にDVDが、2006年11月にBlu-rayが発売されたことを記念しています。11月3日は文化の日の祝日でもあり、「休みの日は家でビデオを見てほしい」という気持ちから、レンタルビデオショップではキャンペーンを行っている店舗もあります。
映像を収録したDVDの正式名称はDVD-Videoですが、「ビデオ」といえばVHSやベータマックスなどのビデオテープを思い出す人もいるでしょう。ビデオテープのパッケージを買ったり、友だちに録画したビデオテープを貸してもらったりして、アニメを楽しんでいた人も多いと思います。ビデオテープの記憶と強く結びついている作品は一体何なのでしょうか？
そこでアニメ！アニメ！では、「ビデオテープが擦り切れるほど見たアニメは？」と題した読者アンケートを実施しました。10月23日から10月30日までのアンケート期間中に82人から回答を得ました。
男女比は男性約45パーセント、女性約55パーセントとほぼ同数。年齢層は19歳以下が約27パーセント、20代が約32パーセントでしたが、40代も22パーセントと幅広い層から票が集まりました。
■トップは『トトロ』 当時を懐かしむコメントも
1位は『となりのトトロ』。支持率は約7パーセントでした。スタジオジブリの『トトロ』には「セリフを覚えるくらいの勢いで繰り返し見ていました」や「小さいときは週3くらいで見ていたから」といったコメントが集まっています。
また「金曜ロードショーで録画しました」と、テレビ放送の録画で楽しんでいたという声もありました。地上波でよくオンエアされた作品であることも、ビデオでよく見られた理由のようです。宮崎駿監督の人気作がトップに輝きました。
2位は『銀魂』。支持率は約6パーセントでした。ファンからは「好きで何度も何度も繰り返し見まくってるから」というコメントが届いています。『銀魂』のアニメがスタートしたのは2006年。すでにDVDが普及していた時期ですが、VHSテープで録画して楽しんでいたファンが多いのでしょうか。
3位は複数の作品が同率で並びました。注目は『機動警察パトレイバー』で、旧OVAシリーズは当時としては低価格な値段で発売されたことも後押しして人気を博しました。「父親がテープを全巻持っていて、暇なときはずっと見てた」という読者もいたようです。
『ドラえもん』には「テレビスペシャルは絶対録画してた」、『デジモンアドベンチャー』には「何度も同じシーンを巻き戻してみたから」といった声もありました。
今回のアンケートでは、当時を懐かしむようなコメントが多く見られました。『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』には「当時小さく兄に連れて行ってもらえなくて、でもどうしても観たくて小遣いで購入しました」、『超時空要塞マクロス』には「変形シーンをコマ送りで見ていた」、『シティーハンター』には「再放送の度に新しいテープを購入して録画していた」という声が届いています。ビデオテープという媒体が、個人の思い出と結びついていることが分かる結果でした。
■ランキングトップ5
[ビデオテープが擦り切れるほど見たアニメは？]
1位 『となりのトトロ』
2位 『銀魂』
3位 『機動警察パトレイバー』
3位 『デジモンアドベンチャー』
3位 『ドラえもん』
3位 『美少女戦士セーラームーン』
3位 『魔女の宅急便』
3位 『ルパン三世 カリオストロの城』
（回答期間：2018年10月23日～10月30日）
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