2018年の大ヒット映画『名探偵コナン ゼロの執行人』で活躍した安室透にフォーカスし、TVシリーズ『名探偵コナン』から緋色シリーズ、安室透セレクション、安室透セレクション追加上映と計3回の上映会を実施。上映前後には、江戸川コナン役の高山みなみ、安室透役の古谷徹をゲストにトークショーも行い華やかな会となった。
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初回の上映会では、屈指の人気を誇る「緋色シリーズ」(779話、780話、781話、782話、783話)の上映会後、古谷さんが単独で登壇。「満喫したのならとっとと出て行ってくれませんか? 僕の日本から」と安室の印象的なシーンのセリフを交えてあいさつし、大歓声と大きな拍手を送るファンに応えた。
司会者とのトーク中に安室の部下である風見裕也の名前が挙がると「出た!」と敏感に反応し、「“風見の女”が増えてきましたよね。最近の人気で(安室が)おびやかされていて、僕の家族もけっこう好きなんですよ」と募る危機感を隠さずファンの笑いを誘った。
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23時からの回では、TVシリーズで安室が登場するエピソードのうち「ウェディングイブ(前・後編)」など選りすぐりの全11話を上映。こちらには上映前に高山・古谷がそろって登壇した。
コナンと安室、互いに秘密が多いことから古谷は「せっかく公安だってことがバレたんだから、(コナンは安室に)ちょっと赤井の情報をくれてもね。沖矢(昴)は絶対怪しいんだよ」と真っ向からおねだり。
対する高山は「いやいや違うんですよ~。話せば長くなるから、何年遡ればいいか」とやり過ごし、踏み込んだトークで会場を盛り上げた。
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最後、23時40分からの追加上映会前にも高山・古谷がそろって登壇。
ここでは安室がアニメに初登場した6年前当時についての話題に。古谷は「これは人気が出るぞとしめしめと思いました」と振り返り、『ゼロの執行人』の人気を受けて「またいずれ安室が主役の映画を狙っています」と願望を口にすると、高山も「ゼロティー(安室が主人公のスピンオフ『ゼロの日常』)もアニメ化しちゃう? ここだけの希望だけどね」と満更でもない様子だった。
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この日テーブル上で常に存在感を放っていた「安室透1/8スケール塗装済み完成品フィギュア限定版」について古谷は「これ知ってますか、腹筋が割れているんですよ」と上半身のパーツをずらして腹筋をあらわにし「意外と華奢なんだよね。細いし足が長すぎじゃないですか」と羨んでいた。
限定版ではジャケットの代わりに黄色いバラの花束を手にしている安室フィギュア。
古谷は「黄色いバラの花言葉はジェラシー。嫉妬ですから、コナンくんの才能に嫉妬してるんです」と見解を語り、高山も「でも安室さんは絶対に(コナンの)正体わかってるよね。わかってなかったら小学生に頼らないよね」と納得して互いにうなずきあった。
TVシリーズ『名探偵コナン』安室透セレクション特別上映会は、高山・古谷のぶっちゃけトークでファン大興奮のイベントとなった。
(C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996