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「作画」という言葉は、今やアニメ視聴者の多くが気軽に使うようになった。しかしその詳しいワークフローや奥深さについては、広く理解されているとは言いがたい。画面を飛び出さんと動き回るアクションや、まるでキャラクターに命が宿っているかのような芝居、大迫力のエフェクト表現などを描き出すアニメーターは、いったいどんなこだわりを持っていて、脳内でどのような絵を見ているのだろうか。
今回の『MdN』は、第一線で活躍しているアニメーターたちの語りを通して、そんな「作画」のさまざまな魅力を伝えるような内容だ。
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「アニメーターが語る作画」では、5名の凄腕アニメーターたちに得意とする作画へのこだわりや技術論、アニメの作画の面白さについてインタビュー。
『天体のメソッド』の江畑諒真は日常芝居、『Fate/Apocrypha』の温泉中也はアクション、『ヤマノススメ サードシーズン』のちなは少女の仕草、『龍の歯医者』の大島塔也はメタモルフォーゼ、『リトルウィッチアカデミア』の五十嵐海はインパクトについて語っている。
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誌面ではこのほか、作画の盛り上がりによって大きな反響を呼んだ『Fate/Apocrypha』第22話について、キーマンとなった伍柏諭に聞いた「伝説の作画回が生まれた理由」、今後のアニメの作画現場を担っていくアニメーター9名にアンケートを行った「新世代スーパーアニメーターQ&A」などの記事が掲載された。
『MdN』2018年10月号は1,380円(税別)で、9月6日より発売中。
『MdN』2018年10月号 Vol.294
価格:本体1,380円(税別)
発売日:2018年9月6日
仕様:A4変型/136P
[アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.bizより転載記事]