◆『エブリパーティ』

『エブリパーティ』はさくらももこさんがキャラクターデザインを担当しているパーティーゲームなのですが……、正直なところ不憫な話が多いタイトルです。本作はXbox 360のローンチタイトルとして発売されたのですが、初週に641本しか売れなかったというのですから。
ゲームとしてはとてもオーソドックスなすごろく型パーティーゲームで、さまざまなミニゲームなどが収録されています。ちからっ子というお邪魔キャラを配置して相手を妨害したり、サイコロ代わりになるルーレットにも特殊なものが多いという独自性もあるにはあるのですが。
やはり問題は、Xbox 360ユーザーとさくらももこさんのファン層がかぶらなかったということでしょうか。とはいえこのゲーム、熱心なファンによって毎年の秋に大会が開かれていたりもするんですよ。
◆『ちびまる子ちゃん Dream Stage』
そして、「ちびまる子ちゃん」はスマートフォン向けゲームにもなっています。それが『ちびまる子ちゃん Dream Stage』。一時期は「リセマラで永沢を狙う」なんて話題で盛り上がっていたので、なんとなく聞いたことのある人もいるのではないでしょうか。
本作はジュエルを揃えて消していく3マッチ形式のパズルゲーム。基本無料タイトルなので、ルーレットという名前のガチャシステムも採用されているのがおもしろいところ。各アイテムはもちろん、キャラクターも“引く”ことができるわけです。
それにしてもゲームボーイからスマートフォンまで、「ちびまる子ちゃん」はゲームの面でもさまざまな進歩を続けてきたわけですね。まさしく一時代を築いた、いえ、まだ築き続けている作品だといえるでしょう。