アニメ!アニメ!では初報として下記の記事をお届けしたが、本記事では豪華ゲストが登壇した当日のイベントの模様をお届けする。
>ガンダムシリーズ最新作「NT」発表! 福井晴敏による脚本で「UC」のその先を描く
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宇宙世紀を最後まで描く「UC NexT 0100」プロジェクト、始動!
イベントはオープニング映像上映とサンライズの宮河恭夫代表取締役社長による挨拶から始まった。宮河社長からは新作タイトルと併せて、宇宙世紀シリーズの0100年以降を描き世界観を拡大するプロジェクト「UC NexT 0100」(ユーシー ネクスト ワンハンドレッド)が発表された。
「『機動戦士ガンダムF91』(フォーミュラ・ナインティワン)の歴史の先についても拡大していきたい」「宇宙世紀を終りまで描き切る」との発言もあり、現状映像化された作品ではシリーズ最終作となっている『機動戦士Vガンダム』(宇宙世紀0153年)前後の作品化についても期待が高まった。
また、同プロジェクト連携し、サンライズがオリジナルストーリーやキャラクター、モビルスーツを設定しバンダイナムコエンターテインメントからゲームとして発表していく「Gundam New Tactical Game Project」についても発表された。
なお、『機動戦士ガンダムNT』は『機動戦士ガンダムUC』の1年後である宇宙世紀0097年を舞台としており、厳密には0100年以前の物語になるが、本作がUC NexT 0100プロジェクトの第1弾になるという。
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『NT』は幼なじみ3人による物語に
続いて『機動戦士ガンダムNT』を担当する小形尚弘プロデューサーとシナリオを担当する作家・福井晴敏による作品紹介プレゼンテーションが行われた。
福井によると『機動戦士ガンダムNT』の「NT」はニュータイプ(New Type)とナラティブ(Narrative、語る・編纂する、の意)をかけたもので、宇宙世紀シリーズのメインテーマの一つである「ニュータイプ神話」に改めて句読点が打たれる内容になるという。
主人公や物語ついては「幼なじみ3人を中心とした物語になる」、メカデザイナー・カトキハジメによる新ガンダム・ナラティブガンダムについては「今回のコンセプトは痩せっぽっちの着せ替えガンダム。作戦に応じて様々なパーツを付け替えていく」と説明された。
また小形Pからは本作が90分超程度の長さの作品であり、『ガンダムUC』のようなイベント上映ではなく完全な劇場作品として公開を予定している旨が発表された。
■浪川『NT』出演ナシ! 何故新作発表会に呼ばれたのか
次のコーナーでは声優の浪川大輔とガンダム好き芸人の濱口優が登壇。小形P、福井含めて4名が一堂に会するのはTV放送版『機動戦士ガンダムUC RE:0096』の副音声収録の時以来となる。
『NT』は『UC』の直後の物語ということで、浪川が『ガンダムUC』で演じたキャラクター、リディ・マーセナスの登場による浪川の起用が期待されたが、福井は「リディは大事にしていきたい」「リディは真の主人公と言っても過言ではない。なので簡単には出さない」小形Pは「もう作画に入ってるけど、リという文字はあまり見てない」とコメント。
浪川が「(『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』で浪川が演じた)アル役でしょ? 宇宙世紀0097年なら29歳くらいなってるはずだし」と食い下がると、福井は「彼(アル)は軍隊には入らないでしょ」と全否定。
浪川が「なら今日、何で呼ば……(れたんですか?)」と絶句すると、福井は「この発表会を逃すともう『NT』では会う機会がないから……」と、副音声放送以来の仲のよさを見せつけ、会場を湧かせた。
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■『NT』関連ガンプラ続々登場 特注「獲ったどー!」濱口ガンダムも
続くコーナーでは各人の思い入れのあるガンプラを発表。浪川は自身が登場した作品の主要メカであるガンダムNT-1アレックスとユニコーンガンダム2号機バンシィを、濱口は幼少期に欲しかったグフと唯一手に入れたド・ダイYSをピックアップ。ド・ダイYSはラーメン屋の屋台のプラモデルと抱き合わせで買わされたのだとか。
福井は『ガンダムUC』のイベントで毎回売れ残っていた通称コアラロボ・ジュアッグ、小形Pは最初に買ったガンプラだというゾックをチョイスした。ゾックについて福井は「ジャケットが素晴らしいですよね。先に死んでしまった仲間たち (他の水陸両用モビルスーツ)が後ろにいて『ぼく、がんばるよ!』って感じで」とコメントした。
なお、新作発表会が行われたガンダムベース東京では、ゾックやジュアッグも含めて2200種類のガンプラがラインナップされており、いつでも購入可能だという(※一部限定品等除く)。
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このコーナーでは『ガンダムNT』に連動して発売予定のガンプラが先行して公開された。ユニコーンガンダム3号機フェネクスはアニメ版の新規造形、ナラティブガンダムは通常形態とA装備形態の2種で発売。その他シナンジュ・スタインも発売予定とのこと。
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また今回濱口のために、ユニコーンガンダム3号機フェネクスをベースに、ビームトライデントを装備した特注仕様のガンプラが制作され、贈呈された。濱口がモリで魚を突いて獲った伝説に倣い、ビームトライデントには魚が刺さっている。
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イベントの最後に、福井が「宇宙世紀関連は今後は『NT』を皮切りに、全く新しいものも、みなさんがよく知っているようなものも作っていきます」とコメントし、今後の展開への期待をあおった。
小形Pは「できれば全都道府県で上映したい」「僕が生きているうちに全部公開できるか分かりませんが、サンライズは責任を持って宇宙世紀の作品を作り続けていきます」と意気込み、「まずは『NT』を応援していただけますよう宜しくお願いいたします」と呼びかけ、イベントを締めくくった。
『機動戦士ガンダムNT』の前売り券は5月5日から公開の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星』の劇場にて購入可能になるという。
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『機動戦士ガンダムNT』 2018年11月劇場公開
http://gundam-NT.net/
(c)創通・サンライズ 配給:松竹