その中でも特に注目を集めた企業のひとつが、バンダイナムコエンターテインメントです。PSVRの発売と同時に『サマーレッスン』を配信し、またVRエンターテイメント研究施設「VR ZONE Project i Can」をダイバーシティ東京プラザにて期間限定でオープンするなど、意欲的な活動で話題となりました。
強烈な体験をユニークに表現するキャッチコピー“さあ、取り乱せ”を掲げた「VR ZONE Project i Can」では、VRの醍醐味を直接的に味わえる『高所恐怖SHOW』『スキーロデオ』や、リアリティ溢れる運転を楽しめる『リアルドライブ』『トレインマイスター』、またホラーを実体験できる『脱出病棟Ω(オメガ)』などのVR体験が楽しめました。また、『アーガイルシフト』や『装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎』など、ロボットに搭乗して敵を倒す、アニメさながらな体験が味わえるコンテンツも人気に。
盛況のうちに「VR ZONE Project i Can」は幕を閉じましたが、同社のVR展開は今年も更なる活気を見せており、新宿・歌舞伎町「TOKYU MILANO」跡地にて、2017年夏より期間限定で、エンターテインメント施設「VR ZONE Shinjuku」をスタートさせます。
この「VR ZONE Shinjuku」の詳細は、6月13日に公開されるカンファレンスにて明らかとなりますが、設置アクティビティの第一弾『エヴァンゲリオンVR The 魂の座』がいち早く発表されました。原作ファンの心をくすぐるネーミングも憎い『The 魂の座』は、エヴァンゲリオンの臨時パイロットとなり、エントリープラグに搭乗。操縦桿で実際に“エヴァ”を動かして使徒に立ち向かう、VR史上初となる「コックピットでのエヴァンゲリオン操縦体験」が味わえるアクティビティです。
「VR ZONE Shinjuku」に設置される正式稼働版では、上記の通り使徒との戦いに挑むことになりますが、今回はその戦場へと向かうまでの発進シークエンスを体験することができました。原作ファンならお分かりの通り、地上にエヴァを射出するまでにも様々な演出や過程があるので、その流れを“搭乗者の視点”で楽しめるのも嬉しいポイントです。
「VR ZONE Project i Can」の時は、一人で遊ぶものが多かったんですよね。『脱出病棟Ω(オメガ)』と『装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎』くらいでした。でも、今度の「VR ZONE Shinjuku」では、みんなでワイワイと取り乱してもらおうと思いまして。エヴァも、取り乱しモノなんですよ(笑)。(発進シークエンスの後は)阿鼻叫喚の世界です(笑)。
■『エヴァンゲリオンVR The 魂の座』 エントリープラグ内のコックピット(魂の座)を、バンダイナムコエンターテインメントが企画開発した専用体感マシンで再現。LCL注入、A10神経接続、シンクロ率計測など、エヴァの象徴的な発進シークエンスだけでなく、地上での使徒との鬼気迫る戦闘シーンも規格外のスケールで体感することができます。
■超現実エンターテインメント EXPO「VR ZONE SHINJUKU」 当施設は、“体験したくてもできない喜びや驚きを、想像をはるかに超えて実現する”超現実エンターテインメントをお届けする施設として、様々なアソビを施したエンターテインメント空間です。
VRエンターテインメント研究施設「VR ZONE Project i Can」で蓄えた、五感に訴えかける実在感の創出や、酔いの解消を実現する技術力、また、IPの魅力をより引き出すコンテンツ開発力を活かし、単なる VRゲームにとどまらない最先端VRアクティビティを提供します。