2016年に公開され、第71回毎日映画コンクール日本映画優秀賞などを受賞、現在もロングラン上映を続ける映画『この世界の片隅に』。本作で監督を務めた片渕須直による講義が、東京・杉並区のアート・アニメーションのちいさな学校で行われる。今回の講義は、2009年から2010年にかけて同学校で行われた「アニメーション監督術」の2017年特別編となる。かつての「アニメーション監督術」には大地丙太郎、佐藤順一、原恵一、杉井ギサブロー、りんたろう、細田守、相原信洋、合田経郎、舛成孝ニ、鈴木伸一といった監督、演出家が講義を行ってきた。また片渕自身もかつて参加しており、久しぶりの講義となる。片渕が講義で伝えるのは、原作を映像化するに当たって、なにをもって臨むのかだ。原作との距離感、原作に寄り添いながらいかにして作家の主体性を出すかといった、原作のある作品を映像化するときに避けては通れないテーマを受講生に教えていく。聞き手にはアート・アニメーションのちいさな学校や大学ほかで教鞭をとるアニメーション研究家・リスト制作委員会の原口正宏。アニメーションを志す学生や駆け出しのアニメーター、もちろん現役のアニメーション制作者も含めた、幅広い層にトークを展開する予定だ。映画が公開されてから、さまざまな場所で『この世界の片隅に』に関するインタビューやトークが行われてきたが、それとはまた違った切り口で監督の話を聞くことができそうだ。特別講義は5月15日19時から実施予定。定員100名で、先着順となっている。受講料は学生および25才以下が1,500円、一般は1,800円だ。申し込みの受付はアート・アニメーションのちいさな学校公式サイトにて、4月28日からスタートする。アニメーション監督術 2017特別編5月15日(月)19:00~21:00 at ザムザ阿佐ヶ谷 定員100名 先着順受講料:学生および25才以下:1,500円 一般:1,800円 申し込み受付開始:4月28日よりhttp://www.laputa-jp.com/school/registration/(C) こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
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