「君の名は。」「シン・ゴジラ」が大賞に 第20回メディア芸術祭受賞作が発表
第20回目を数える平成29年度文化庁メディア芸術祭の受賞作品及び功労賞受賞者が決定した。
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文化庁メディア芸術祭は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するメディア芸術の総合フェスティバルだ。本年度は世界88の国と地域から4,034作品と応募は過去最高であった。その中から大賞には、『シン・ゴジラ』『君の名は。』などの4作品が選出された。
エンターテインメント部門の大賞に輝いた『シン・ゴジラ』は、特撮映画シリーズ『ゴジラ』12年ぶりの最新作として2016年7月に公開。
脚本・総監督は、『新世紀エヴァンゲリオン』などを手がけた庵野秀明、監督・特技監督には樋口真嗣が起用されると、従来の『ゴジラ』シリーズに対して異色のアプローチが大きな反響を呼んだ。
贈賞理由として審査委員の米光一成は、「ウェットな人間ドラマを排し、ガチの本土決戦シミュレーションとしてブレないつくり。つくりたいエンターテインメントを信念を貫いて産みだした映像が、大ヒットになったことも嬉しい。邦画のつくりかたそのものが、ここから変わっていくのではないか」とコメントを発表している。
アニメーション部門で大賞を勝ち取ったのは新海誠監督の最新作『君の名は。』だ。世界の違う2人の隔たりとつながりから生まれる「距離」のドラマを、圧倒的な映像美とスケールで描き出した本作。
審査委員の横田正夫は「アニメーションが現代人のこころの象徴となったことを高く評価したい」と絶賛している。
そのほかアート部門には192個の直流モーターを用いたキネティック・インスタレーション『Interface I』、マンガ部門ではジャズに魅せられた少年・宮本大が一流のジャズプレイヤーを目指す『BLUE GIANT』が選ばれている。
贈呈式、受賞作品等を紹介する受賞作品展は、9月に東京・初台のNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]と、東京オペラシティアートギャラリーを中心に開催予定だ。