ある日突然白いもふもふした妖怪に憑かれてしまった主人公・芦屋花繪。高校入学初日からそのもふもふ「モジャ」に力を奪われ、毎日保健室通い。そんな中、偶然“妖怪祓い”の張り紙を見つけて――!?
学校のどこにでも現れる茶室「物怪庵」を中心に描かれる本作品。この作品のヒロインとまで言われているモジャの魅力は、やっぱり白いもふもふした姿。そして時折見せる嬉しそうな笑顔だ。今回は、このモジャを作ってみたいと思う。茶室が中心ということで、今回は練りきりにチャレンジしてみた。
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ボウルに白玉粉20gと水40ccを入れてよく混ぜ、白あん300gと一緒に鍋に入れて中火でよく練る。
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だんだん固くなってくるので、焦げないように気をつけながら混ぜ続ける。しっかりまとまるくらいの固さになったら完成。
あとは、出来上がった練りきりでモジャの形を作り、顔を作れば完成。
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モジャのモジャモジャ感を出すために、体部分にハサミで切り込みも入れてみた。
顔は、目はココアを水に溶いたもの、頬は冷凍ラズベリーを解凍したもので着色。
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せっかくなので、お茶も点ててみた。やっぱり練りきりには抹茶だ。
抹茶は、最初は奥からしっかり、最後は表面を調えるようにして点て、最後は「の」の字を書いて泡をまとめると綺麗に点てやすい。
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練りきりの優しい甘さとモジャの笑顔に癒される……。守りたい、この笑顔!!
見る者を虜にする、モジャのこの笑顔。ネット上でも、モジャが笑顔を見せる度、「かわいいいいい」「このために見てる」「モノノケ庵のヒロインはモジャ」と大人気。
お茶は、戦乱の時代、戦いに疲れた人たちが心を落ち着ける場として大切にしていた。現代でも、日々の忙しさやストレス、空気の読み合いで疲れることもあるだろう。そんなときは、物怪庵の和室にいる気持ちで、このモジャの和菓子と抹茶で心を癒し、気持ちを落ち着けてみよう。きっと、物怪庵も掛け軸で「お疲れさまー\(^o^)/」と歓迎してくれるはず。
【月乃雫】
アニメ、料理ライター 兼 料理研究家。「ダ・ヴィンチニュース」やこの「アニメ!アニメ!」、企業の会報誌などで原稿を書いたり料理をしたりしています。