梅雨が明けつつある7月第4週の注目映画は、原作者である尾田栄一郎氏が総合プロデューサーを務める東映アニメーションの『ONE PIECE FILM GOLD(ワンピースフィルムゴールド)』だ。ワンピースの映画作品としては13作品目となる今作。あらすじは、世界中の大富豪が集い昼夜問わずショーやアトラクションが行われる“グラン・テゾーロ”へと乗り込んだルフィ率いる「麦わらの一味」。金の力ですべてを動かす権力を持つ黄金帝ことギルド・テゾーロが支配する街の非常なルールに巻き込まれ、革命軍や世界政府もざわめき支配や自由という信念を掛けてルフィ達が戦うというものだ。キャストとしては、モンキー・D・ルフィ役を田中真弓が、ウソップを山口勝平が、ロロノア・ゾロ役を中井和哉が、ナミ役を岡村明美が、サンジ役を平田広明が、ギルド・テゾーロ役を山路和弘が演じる。スタッフは、総合プロデューサーを原作者である尾田栄一郎氏が、監督を『ONE PIECE』アニメシリーズを監督した経験を持つ宮元宏彰氏が、脚本を黒岩勉氏が、キャラクターデザインを佐藤雅将氏が、音楽を林ゆうき氏が、制作を東映アニメーションが担当する。他にもゲストとして満島ひかりやケンドーコバヤシ、北大路欣也など多くの豪華ゲストが声をあてている。本作は、映画シリーズとしては2012年に公開された『ONE PIECE FILM Z』より4年ぶりとなる新作アニメ映画で、尾田栄一郎氏が大きく関わる映画作品で3作品目となる。金という最も理解しやすい絶対的な力とそれに付随する支配という構造、それらに立ち向かい戦うルフィ一行の活躍が見どころとなるだろう。『ONE PIECE FILM GOLD』は、7月23日から全国劇場で公開予定だ。
