「ファインディング・ドリー」アンガス・マクレーン共同監督インタビュー 忘れんぼうのドリーは“今を生きる”キャラクター | アニメ!アニメ!

「ファインディング・ドリー」アンガス・マクレーン共同監督インタビュー 忘れんぼうのドリーは“今を生きる”キャラクター

インタビュー

(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
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ディズニー / ピクサーが2003年に公開した『ファインディング・ニモ』から13年。待望の続編『ファインディング・ドリー』が全国公開中だ。
前作では、迷子になった息子 ニモを探すため、父のマーリン、親友のドリーが冒険を繰り広げた。今作はそれから1年後が描かれる。なんでもすぐに忘れてしまうドリーが唯一忘れなかった、家族との思い出。大切な家族を探すため、ドリー、ニモとマーリン親子、そしてカメのクラッシュなど個性豊かな海の仲間たちと共に新たな旅に出る。
米国で記録的なオープニング興行収入を記録した今作。みどころや意気込みを、アンドリュー・スタントン監督とともにメガホンを取ったアンガス・マクレーン共同監督に聞いてみた。

[取材・構成:川俣綾加]

『ファインディング・ドリー』
www.disney.co.jp/movie/dory.html
7月16日(土) 全国ロードショー

■観客にもドリーと両親の再会を願って欲しい
──ドリーの「忘れんぼう」という設定はそれだけでひとつの作品になるくらい奥行きがあって、とても面白いと感じています。

アンガス・マクレーン共同監督(以下、マクレーン)
前作でアンドリュー・スタントンが制作した時、マーリンを補うキャラクターとして彼女を生み出しました。マーリンはいつまでも過去を悔いながら先を憂うキャラクター。こうした悲観的な存在がいる一方、ドリーはとても前向きで楽観的。今を生きるという意味を補強するために忘れっぽいキャラクターにしています。

──今作では演出面でのトライはありますか? 特に気になったのは、ドリーが家族のことを思い出す際の記憶のフラッシュバック。突如として記憶の波が襲ってきて、また今に引き戻されるような行き来が印象的でした。

マクレーン
作品を発展させる中で目標として、まずは観客にドリーが両親のもとにたどり着けるよう願って欲しいと思いました。そうするため、ドリーが記憶のフラッシュバックによって学び、みなさんには一緒に旅を進めてもらいたかったんです。過去の記憶は通常なら、映画の冒頭で見せるところですよね。でもドリーは忘れんぼうなので、最初に思い出したことだけでは進めません。父、母、家族全員の思い出という3種類のフラッシュバックを用いて情報を分散していくことで、随所でドリー自身が学びを得られる。同時に、物語も分散させながら進めることができました。

──水の表現については、これがCGなのかと驚くような表現がたくさんありました。

マクレーン
水の入った容器に対しての屈折によって視覚的にどういった影響があるかがネックでした。水、容器、光の関係を考慮しつつ屈折をきちんと描画できるかで水の質感は全く異なります。アニメーター、特殊効果などアニメーションにおけるそれぞれの部門が協力し合うことであのような表現を達成しました。13年前では実現できなかった技術も多くあります。全てにおいてアップグレードされています。

──すでに大ヒットとなった『ファインディング・ドリー』、日本公開に向けて今のお気持ちは?

マクレーン
『ファインディング・ドリー』は最先端の技術を駆使して、全てにおいて最善を尽くし、努力で作り上げた映画。アーティストたちがチームとなり、最高のものを作り上げています。日本のアニメファンのみなさんには、そうしたプロフェッショナルたちの仕事の成果としても楽しんでもらいたいです。

《animeanime》
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