「日中韓学生アニメーションフェスティバル2016」の開催が決定した。7月29日から31日まで、東京藝術大学 横浜校地 馬車道校舎にて行われる。中国と韓国のアニメーション上映、ゲストの講演や対談、シンポジウムなど、多彩なプログラムを予定している。プログラム「中国、韓国 超!話題作 アニメーション上映」では各国の注目作品をラインナップする。中国からは東京アニメアワードフェスティバルで優秀賞を受賞した『西遊記 ヒーロー・イズ・バック』が上映される。そのトークセッション「アジアの3DCG アニメーションの未来」にはティエン・シャオポン監督と、『山賊の娘ローニャ』の宮崎吾朗監督が登壇。独自のCG表現を追求する二人の監督が未来の可能性を語り合う。韓国からは名作文学をアニメ化した『そばの花、運のいい日、そして春春』を上映。トークショー「アニメーションの表現力」では2Dアニメーション作品を手がけてきたアン・ジェフン監督が登壇し、制作方法や問題意識に迫っていく。「日中韓学生アニメーション作品上映」では、日本、中国、韓国の6つの大学から力作をセレクションする。日本からは東京藝術大学と多摩美術大学、中国からは中国伝媒大学と浙江大学、韓国からは韓国芸術総合学校と中央大学が参加しており、それぞれの手法やテーマの違いなども楽しめるだろう。シンポジウム「日中韓学生アニメーションフェスティバルの将来と今後の発展」では、世界をリードするコンテンツの拠点となるためにはどのような取り組みが必要なのか、参加大学の教授陣が各観点から議論を重ねていく。「日中韓学生アニメーション共同制作(Co-Work)成果発表会」では、各大学の学生たちが合宿して生み出した共同作品の上映と、制作プロセスについての成果発表を実施する。2010年から開催されているCo-Workは今年で7回目を迎える。今回のテーマはDiscoverとなっており、様々な発見に満ちた作品が集いそうだ。フェスティバルの入場は無料だが、一部プログラムは事前申込が必要となる。スケジュールの詳細は公式サイトで確認できる。[高橋克則]「日中韓学生アニメーションフェスティバル2016」日時: 2016年7月29日、30日、31日場所: 東京藝術大学 横浜校地 馬車道校舎入場: 入場無料(一部事前申込制)主催: 文化庁、東京藝術大学
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