3月6日、細田守監督最新作『バケモノの子』の発売記念イベントが東京・渋谷で行われた。会場となったHMV&BOOKS TOKYOのイベントスペースには、音楽家・映像作家の高木正勝と作品の制作を手がけたスタジオ地図の齋藤優一郎プロデューサーが登壇した。当日は開場前から多くのファンが詰めかけ、公開終了後も本作への関心が依然高いことを感じさせた。そうしたなかで二人は細田作品の音楽についてトークを繰り広げた。高木は『おおかみこどもの雨と雪』に続いて『バケモノの子』でも音楽を手がけた。「2014年の春にキャラクター表と熊徹の家、街の雰囲気がだいたい分かるくらいの状態のときにお話をいただきました」とオファー時を振り返った。細田監督からは「今回はパーカッションのみ、ピアノを一切使わないというのはどうでしょう。太鼓で行きたい」と言われ、最初は戸惑ったそうだ。これに対して齋藤プロデューサーは、「ただ結局はピアノもほしいですねと変わっていきました。映画は完成に向けて変化していくものですから。監督自身も映画の正解に辿り着くために、死のものぐるいでそれににじりよっているんです」とコメント。試行錯誤を重ねながら作品を生み出していったと語った。実際の音楽制作については、高木が「今回の場合は、細田監督が描いた絵コンテの映像に合わせて、即興で弾いていったものが基になっています」と秘話を明かした。これには会場のファンも驚いた様子だった。さらに壇上に用意されていたキーボードを使って生演奏も披露。「『おおかみこども』の場合は、声で作っていく感じだったので、すべて口ずさめる曲になっています。『バケモノの子』の場合は、打楽器的に成り立っています」と実演して見せた。最後は齋藤プロデューサーもこれに参加して連弾を披露。演奏後にはこの日一番の拍手が巻き起こった。イベントのラストでは、齋藤優一郎プロデューサーから気になる細田監督の次回作についての情報もあった。「細田監督は今、また新しい映画を作り始めています」と話した。そして「『おおかみこども』があったからこそ『バケモノの子』は生まれた。だからこそ、きっと次の物語も『バケモノの子』があったからこそ作り得る、新しいチャレンジに満ちあふれた作品になるのではないかと思っています」と語った。会場は期待の拍手が飛び交い、イベントは大盛況の内に幕を閉じた。[高橋克則]『バケモノの子』Blu-ray&DVD発売記念トークショー日時: 3月6日(日)PM6:30スタート場所: HMV&BOOKS TOKYO(渋谷)内イベントスペース登壇: 高木正勝(音楽家/映像作家)、齋藤優一郎(「スタジオ地図」プロデューサー)『バケモノの子』(c)2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
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