「ちはやふる」ラッピング電車が登場 かるたの聖地 滋賀県大津市を駆け巡る
映画『ちはやふる』の公開を記念し、『ちはやふる』ラッピング電車出発式が、京阪電車 石山坂本線の坂本駅にて行われた。
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映画製作を記念して、2月26日に滋賀県大津市でイベントが開催された。市民にお馴染みの京阪電車 石山坂本線に『ちはやふる』のラッピング電車が登場する。この出発式が、の坂本駅にて行われた。当日は小泉徳宏監督、北島直明プロデューサー、巣立恭平プロデューサー、原作掲載誌「BE・LOVE」(講談社)の岩間秀和編集長がゲストとして参加した。
出発式の舞台となった坂本駅は、毎年競技かるた大会「名人位戦・クイーン位戦」が行われる近江神宮の最寄駅。競技かるたを舞台とする『ちはやふる』には縁の場所である。
ここで披露された2両編成の車両には、主人公・綾瀬千早を演じる広瀬すずのビジュアルが大きくあしらわれている。原作者・末次由紀のイラストも描かれている。これにイベントに集まった女性や子供たちからも歓声が飛んだ。
さらに電車内も『ちはやふる』仕様となっている。原作の名言ランキングや名シーンがあちらこちらに配された。乗車しながら作品世界を楽しめる。
小泉監督は、大津市での撮影中に台風に遭遇した裏話を語った。そして「当初予定していたエキストラの方々が来ないのではないかとスタッフ一同慌てておりましたが、滋賀県の皆様は義理堅く、しっかり撮影に来て下さり大変助かりました」と感謝の言葉を伝えた。
北島プロデューサーは映画に登場する近江神宮の楼門の美しさに感動したエピソードを披露。2014年7月に監督と二人で高校の全国大会を見に行った思い出を振り返った。
また地元のかるた会が作品タイトルの由来となった「千早ぶる神代もきかず龍田川からくれなゐに水くくるとは」の句を詠む中、くす玉が割られるというイベントも実施。小泉監督によるヘッドマークの取り付けや、大津市観光キャラクター・おおつ光ルくんが登壇と、作品を盛りあげた。
[高橋克則]
映画『ちはやふる』
3月19日-上の句-/4月29日-下の句-二部作連続公開
(C)2016映画「ちはやふる」製作委員会 (C)末次由紀/講談社