マーベルコミックスから、またビッグなヒーローが飛び出した。しかも、これまでの正義感溢れるヒーローたちとは対極の異色のキャラクターだ。デッドプールは無責任で自己中心的、今までのマーベルヒーローとは一味違ったアンチヒーロー。元特殊部隊員が不死の肉体になり、超絶な戦闘能力を持つに至った。そんなデッドプール誕生の物語が描いた映画『デッドプール』が2月12日(現地時間)に全米公開となった。この初週週末興行成績1億3500万ドル、日本円で153億9千万円というビッグ記録をたたき出した。これまでアイアンマンやスパイダーマンと比べて、映画のキャラクターと絶賛売出し中のデッドプールだけに、予想を大きく越えるビッグなヒットである。これでいっきにスーパーヒーローへ仲間入りだ。オープニングの記録としては世界興行1位の『アバター』も超え、20世紀FOX配給の映画では過去最高の成績ともなる。R指定映画での大ヒットは、こんごどこまで記録を伸ばすか注目だ。『デッドプール』のコミックスの登場は1990年代と、並み居るアメコミヒーローとしては比較的歴史が若い。しかし、そのハチャメチャなキャラクターがたちまち人気を獲得した。映画では2009年に公開された『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』でも、実は姿を見せている。その際デッドプール演じたライアン・レイノルズが、今回も同じ役を演じているのもポイントだ。日本での公開は2016年6月を予定、TOHOシネマズなどで全国ロードショーが決まっている。海外でのヒットから日本での大ヒットも期待できる作品となりそうだ。映画『デッドプール』6月、TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー(C) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
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