2月12日、東京の新宿バルト9で『劇場版 selector destructed WIXOSS』の公開前夜祭が行われた。このイベントは13日から公開スタートとなる本作を、ひと足先に鑑賞できるというものだ。上映会の前には小湊るう子役の加隈亜衣、タマ役の久野美咲、植村一衣役の茅野愛衣が登壇し、トークショーを行った。ゲスト登壇後の挨拶で茅野が「皆さん、お祭りですよ!気合いは入ってますかー?」と呼びかけると、客席は歓声で応えた。2014年にスタートしたアニメが劇場版になった感想を問われた加隈は「まさか劇場版になるとは思わなかった」と驚きをコメント。「(テレビシリーズが)キレイに終わったので、劇場版はどうなるんだろうと思いました」と茅野が続けた。加隈が「絶対楽しんで頂けると思う。佐藤監督も、良い作品ができて良かったと言っていました」と話すと、話題は試写会へと移った。久野と茅野は一緒に試写を観たそうだが、加隈とは別の回になってしまったとのこと。「加隈さんとはスケジュールが合わなくて……」と残念そうな久野。そんな久野は、久しぶりにタマを演じるにあたって不安があったそう。「現場で皆と会って、皆がそれぞれのセリフを言っているのを聞いていると自然とタマになれました」とアフレコ時を振り返った。テレビシリーズ2作をベースに、新しいエピソードを加えて再構築したという本作は、その成り立ちからテレビと同じシーンも登場する。しかし、演技は全て録り直しをしているそうで、加隈は「同じ演技をすることに抵抗はあったけど、同じシーンでも意味が変わっていたりして、そこに助けられた」と話した。ファンにとってはかなり見応えのある作品に仕上がってるようだ。アフレコについてトークが続くと、茅野からはアキラッキーこと赤崎千夏が演じる蒼井 晶の話題が飛び出した。「劇場版になって、アキラッキーがさらに悪くなってる。千夏ちゃんの演技もより過激になっていて『ああ、ひどい人だな』って(笑)」と話した。テレビシリーズ放送当時も話題を集めたアキラッキーのキャラクターだが、それがよりパワーアップしているとのことでこちらも見逃せないポイントとなりそうだ。最後の挨拶では、「何て言ったら良いか分からない、言葉にならないくらい。劇場版やるよって聞いた時は、遠い未来のような気がしていたけど、こういう時間が共有できて嬉しいです。ぜひまばたきは少なめで観て頂きたいです」と久野。ゲーム開始のかけ声である「オープン!」でトークショーの幕を降ろした。『劇場版 selector destructed WIXOSS』(C)LRIG/Project Selector
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