さらに編集部では、「お薦めエピソード」と「お気に入りのキャラクター」のピックアップも進行中。編集部&ライターさんのお薦めを順次紹介している。
第2回は、アニメ!アニメ!編集長・数土直志の推す、このエピソードとメカである。
[お薦めのエピソード]
■ 第1話「東京の魔女」
「悪に立ち向かう超人組織が新人をリクルートする」。ヒーロー番組の第1話ではよくある展開だ。
本作では超人課所属の人吉爾朗が、喫茶店でウェイトレスをする星野輝子(きっこ)のスカウトに来る。輝子が正体を隠して人助けをする“魔法少女”であることを知ってのうえだ。
しかし、本作はそんな一筋縄の展開にはならない。作中のシーンは何度も時代を飛び越え、現在から過去、未来の場面が差し込まれる。第1話では、冒頭からスカウトに来たはずの爾朗と輝子が対立する後日談が描かれる驚きの演出だ。
意表をついた演出だが、話数が進むに連れてパズルのピースが埋まって行くように超人課と爾朗を巡るストーリーが明らかになっていく。これが醍醐味だ。
そして第1クールが終わったいまだからこそ、あらためて第1話を見るとより味わいが深くなる。そして第1話のサブタイトルが“「東京の魔女」”であることも含めてだ。
[お気に入りのメカ]
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■ エクウス
エクウスは主人公・爾朗が乗り込む万能マシーンで「奇Χ(きかい)」と呼ばれている。スーパーカー形態で、いざという時は巨大化して宇宙人や怪獣と戦う。可変ロボットメカと、SFアニメらしさを演出する。
そんなエクウスの目一杯活躍するのが第1話。第1クールラストでは、衝撃の展開が待っているが、第2クールからの登場が気になるところだ。
(C)ボンズ・會川昇/コンクリートレボルティオ製作委員会