「ハリー・ポッター」と同じ世界観を持つ、新シリーズがスタートする。2016年冬の全国公開を予定している『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』だ。このたび本作の映像が初めて発表された。「ルーモス・マキシマ(強き光よ!)」というシリーズでおなじみの魔法からはじまる注目の内容となった。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は、一大ブームを巻き起こす「ハリー・ポッター」シリーズと同じ世界観を持つ。舞台となるのは、「ハリー・ポッター」から約70年前のアメリカだ。魔法動物に関する教科書「幻の動物とその生息地」を編纂した魔法学者ニュート・スキャマンダーが主人公である。ニュートのトランクには世界中で見つけた魔法動物が詰め込まれており、スイッチを入れると魔法使い以外には中身が見えなくなるユニークな仕組みとなっている。だが彼は魔法動物を逃がしてしまい、米国魔法省から追われる立場となる。本作の初映像は暗闇に一つの光が灯る場面からはじまる。一体どういったシーンで使われるのかは不明だが、「ルーモス・マキシマ」という呪文が物語を象徴するワードになることを予感させる。光が拡散してワーナーのロゴになるという演出も印象的だ。動物を逃がして窮地に陥るニュートの傍には新ヒロインであるティナの姿も確認できた。彼女が所属する米国魔法省はマンハッタンのウールワース・ビルディングに存在する。このビルは1913年に建てられた実在する建物のため、ファンにとって新たな聖地になるだろう。ニュートを追うのは米国魔法省トップクラスの実力者で「闇祓い」と呼ばれる凄腕魔法使いのグレイブスだ。実はハリー・ポッターも物語のその後で「闇祓い」になったという設定である。まだほとんど情報が明かされていない本作。「ハリー・ポッター」シリーズの原作者J.K.ローリングが書き下ろした物語に期待したい。[高橋克則]『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』2016年冬 全国ロードショー配給:ワーナー・ブラザース映画 (C)2015 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
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