原作は、2008年末に発売された作品で伊藤計劃の遺作となる。翌年の2009年には第30回日本SF大賞を、第40回星雲賞日本長編部門を、2010年には海外でフィリップ・K・ディック記念賞特別賞を受賞した。 伊藤計劃は、コナミデジタルエンタテインメントのゲーム監督である小島秀夫が開発を手掛けた作品の大ファンで、彼の処女作である「スナッチャー」も含めたほぼ全ての作品から影響を受けていたという。なお、小島監督との交流も深いことから、2008年には「MGS」シリーズの時系列的に完結編となる「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」のノベライズ版を執筆している。