11月13日より封切りとなる劇場アニメ『ハーモニー』のメインビジュアルが公開された。本作は夭折の作家・伊藤計劃による小説を劇場アニメ化していく「Project Itoh」の第2弾。健康と優しさを尊ぶ“生命主義”を掲げ、人々を管理する“生府”が営む高度発達医療社会を舞台に物語が展開する。原作の『ハーモニー』は2008年に刊行され、第40回星雲賞(日本長編部門)と第30回日本SF大賞を受賞。2010年には英訳版が刊行され、同年のフィリップ・K・ディック記念賞(特別賞) に輝くなど、国内外で評価されている。アニメ化を担当したのは、『鉄コン筋クリート』や『ベルセルク 黄金時代篇』などで知られるSTUDIO4°C。『AKIRA』の作画監督を務めたなかむらたかし氏と、『鉄コン筋クリート』を監督したマイケル・アリアス氏のコンビが本作を監督している。公開されたメインビジュアルは、キャラクター原案のredjuiceによる描き下ろしだ。物語の鍵を握る御冷ミァハと霧慧トァンの、手が触れ合う瞬間が描かれている。上映劇場には11月17日から掲出される予定とのことだ。また11月10日から11月23日にかけて、秋葉原UDX内の東京アニメセンターでは「Project Itoh」展が開催される。『屍者の帝国』『ハーモニー』『虐殺器官』ら劇場アニメ本編に使われている生原画や制作資料、redjuiceによるイラストパネルなどが多数展示される。開館時間は11時から19時で、月曜日は休館となる。入場は無料とのことなので、予定を合わせて立ち寄ってみてはどうだろうか。『ハーモニー』2015年11月13日(金)より、TOHOシネマズ新宿ほか全国劇場にて公開(C)Project Itoh / HARMONY
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