東京国際映画祭が10月22日~31日まで開催中である。今回の注目点のひとつに特集「ガンダムとその世界」がある。世界中が注目する映画祭でひとつのコンテンツの特集が組まれていることはアニメ業界としても貴重なことだと言える。 特集の一環として25日(日)には新宿ピカデリーにて『機動戦時ガンダムTHE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』が上映。上映後には安彦良和総監督、田中真弓さん(キャスバル役)が登壇しクロストークが行われた。司会はライターの石井誠さんが務めた。
10月31日より公開となる『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア』を見た田中さんは、少年から成長し青年となる変声期後のキャスバルを演じた池田さんの声を聞いて「シャアの声とも違う、青年の声でした」とコメント。池田さんの役作りを思いやり感動しているようすだった。 田中さんの感想を受けて、安彦総監督は「よかった!」と安堵の声。加えて「『II』のアフレコ後、池田さんからやっぱりもう1回録りたいと談判があったんです。だから池田さんだけ2回録りました。1回目でもよかったけど、2回目はもっとよかったですね」と池田さんのキャスバルに対する意気込みを明かした。