Ark Performanceの人気マンガを原作に2013年にテレビアニメ化された『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』は、その人気の高さから劇場展開をしている。2015年1月31日に第1作『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- DC』が全国大好評を博した。2部作のうち後半部分にあたる『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ- Cadenza』が、2015年10月3日に公開された。本作は原作やテレビシリーズにはなかったストーリーで展開する新作となっておりファンから大きな注目を集めてきた。そんな期待に応えるかのように、公開初日は快調なスタートを切ったようだ。多くのファンが本作のために劇場に足を向けた。そんなファンに応えたのが、公開初日の舞台挨拶である。前作『DC』でもスタッフ、キャストがチームに分かれて全国各地を回ったが、今回は3チームに分かれることで初日から全国7都市10劇場での初日舞台挨拶を実現した。これほどのスケジュールを組むのも、より多くのファンに作品の良さをして貰い、直接感謝の気持ちを伝えたいというスタッフ、キャストの気持ちの現れだろう。シリーズが愛される理由に違いない。このうち東京の旗艦館となる新宿バルト9の初回上映には、千早群像役の興津和幸、イオナ役の渕上舞、ヒエイ役のM・A・O、ハグロ役の五十嵐裕美らが登壇した。それぞれが作品に対する想いの強さを語った。五十嵐は「声優として舞台挨拶に立つのが夢だったので、この作品でそれが叶いました。皆さんのお芝居も素敵で私自身、泣いてしまいました。ぜひ何度でも観てジーンとしていただければと思います」と話し、会場から多くの拍手を受けた。M・A・Oは「お話もすごく素敵でじんわりときて、一回だけでは勿体ないなと思ってしまうほどでした。音もそこかしこから聞こえてくるという映画ならではの環境。私も映画館で見たいと思います」と。渕上は「私自身イオナとして、(作品声優ユニット)Tridentとして学ばせていただき、この作品を通していろんな感情が生まれたと思います。一人一人のラストシーンを思い続けたり、お友達同士で話したり、いろんな楽しみ方をしていただけたら。これからも『アルペジオ』を好きでいてください」と語った。多くのキャラクターたちの運命を見届けた群像役の興津、「今回の戦いでたくさんの仲間が群像にはついてくれていると強く感じました。『イオナありがとう』という強い気持ちを伝えたかったです」と感慨深げだ。そして、スタッフ、キャスト陣による舞台挨拶は10月3日も続く。2日目は初日を上回る全国8都市、10劇場にて再びファンへの御礼を続ける。作品の口コミも広がり、『Cadenza』のますますの活躍が期待出来そうだ。2015年秋のアニメシーンを彩る一作になるに違いない。『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza』(C) Ark Performance/少年画報社・アルペジオパートナーズ
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